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【編集部記事】現地報道によると、今年に入り経営再建中だった米国書店チェーン第2位のBorders Group(本社:米国ミシガン州)は支援企業の募集をあきらめ、清算することを選択した模様。
報道等によると、Borders Groupの買収先として複数の投資グループが名乗りを上げたが、債権者側との条件が折り合わずすべて破談となり、今週清算を選択することを裁判所に報告する模様。結果、現在営業中の399店舗も閉鎖されることが確実になったとのこと。これにより、米国内で“書店のない街”が多く生まれることになり、出版各社にもそれなりに打撃になることが予想されている。Borders Group側は従業員全員に宛てたメールで、「電子書籍の台頭や不況には勝てず」などとして理解を求めている模様。
なお、同社では電子書籍中堅の加Kobo社(本社:カナダ・オンタリオ州)の株式約25%も保有しているが、今後の清算によりその株式がどうなるかは不明のままとなっている。【hon.jp】
問合せ先:New York Times紙の報道( http://dealbook.nytimes.com/2011/07/18/borders-calls-off-auction-plans-to-liquidate/ )