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「オッド・トーマス」シリーズなどで知られるベストセラー作家、ディーン・クーンツがアマゾンの出版社と契約したと、業界誌パブリッシャーズ・ウィークリーなどが伝えている。
この5月にペンギン・ランダムハウス傘下のバンタムから『The Night Window』を上梓したばかりだが、これからはアマゾン傘下の「トーマス&マーサー」というインプリント(出版レーベル)で次の5作を発表するほか、6作の短編スリラーをオリジナル、つまりデジタル版とオーディオ版のみで発表するという契約内容だ。
これまでトータルで5億部もの本を売ってきたクーンツだが、鞍替えの理由について「プレゼンされたマーケティングやパブリシティーの計画が今まで見てきたものよりずっとスマートで野心的だったから」とコメントしている。
昨年からアマゾン出版は、バリー・アイスラー(ヴィレッジブックスの『雨』シリーズ)やパトリシア・コーンウェル(講談社の検死官ケイ・スカーペッタシリーズ)などの人気著者の誘致に成功している。
参考リンク
パブリッシャーズ・ウィークリーの記事
https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/book-deals/article/80740-koontz-inks-multibook-deal-with-amazon-publishing.html
ハリウッド業界のニュースサイトDeadlineの記事