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楽天USAが2015年4月に買収した図書館向けEブック配信会社の「オーバードライブ」を、米投資会社に売却したと業界誌パブリッシャーズ・ウィークリーなどが伝えている。
もっとも北米でのニュースは主語が逆転し、米最大手プライベートエクイティ投資会社のKKR(コールバーグ・クラヴィス・ロバーツ)が楽天からオーバードライブを買った、となっている。
楽天は当初、2012年に買収したカナダのEブック会社Koboとのコラボレーションで「新市場を開拓し、デジタルコンテンツ・ビジネスを拡大する」ためにオーバードライブを掌中にしたが、そうならず手放して利益を上げたことになる。
オーバードライブCEOのスティーブ・ポタッシュは「世界規模のKKRと協力し、そのネットワークを活かせば、Eブックの読者とそのコミュニティーが恩恵にあずかれる」とコメントしている。オーバードライブは現在76カ国で4万3000の図書館や学校にサービスを提供している。
KKRは昨年オーディオブック配信の最大手RBメディアを買収している。
参考リンク
パブリッシャー・ウィークリーの記事
https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/industry-deals/article/82066-equity-firm-agrees-to-buy-overdrive.html