電子書籍“権利者データベース構築”へ、米Book Rights Registryと欧州ARROWの両代表の討論会内容が公開

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【編集部記事】米国の著作権管理団体の1つであるCopyright Clearance Center(本部:米国マサチューセッツ州)は現地時間の6月12日、業界ニュースブログにおいて、欧米それぞれで進行中の電子書籍権利者データベース構築プロジェクト「ARROW」および「Book Rights Registry」両代表による討論会の音声を公開した。

 欧州側のARROWはもともと、米国のGoogle Book Search和解協議の副産物として考え出されたBook Rights Registryへの対抗馬として急きょ立ち上がった権利者データベース構築プロジェクト。双方ともまだまだ未完の巨大プロジェクトで、実質的にはライバル関係にあるが、先月ニューヨークで開催されたBook Expo Americaカンファレンスで両代表による公開討論会が行なわれた。今回公開されたのは、その内容。

 デジタル著作権業界の最新動向を盛り込んだ面白い議論内容となっているが、結論としては「世界統一の権利者データベースを構築するのは現実的ではなく、相互リンク方式のほうが現実的」というかたちで討論会を終えている。【hon.jp】

問合せ先:Copyright Clearance Centerの記事( http://beyondthebookcast.com/arrow-hits-the-bullseye/

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