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アメリカン・コミックといえば、バットマンのDCコミックスと、スパイダーマンのマーベル・コミックス2社の複占市場に近い。そこに新しいプレーヤーが入っていけるだろうか?とニューヨーク・タイムズがコミック出版社を紹介している。
2大コミック社以外では、ロバート・カークマンが描く『The Walking Dead』シリーズを出すイメージ・コミックス社のように、クリエイター中心に展開されるコミックに限られているが、Artists, Writers & Artisans(以下AWA)という新出版社はその中間という形で、同社のスーパーヒーローが絡み合う展開もあれば、1人のヒーローでのコミックも出していく。
マーベルでCOO兼編集主幹を務め、AWAで同じ役職に就いたビル・ジェマス氏は、AWAのやり方を、旧き良きハリウッド映画会社に例える。「昔のユナイテッド・アーティスト社のように、クリエイターらが自ら企業オーナーとして、経営判断をしていきます」という。彼の他にはマーベルの編集長だったアクセル・アロンソ氏がチーフ・クリエイターとして、さらに同社のジョナサン・ミラー氏が会長として加わる。
最初のラインアップには、企業スパイ集団が暗躍する『American Ronin』、宇宙の女王の座を争う戦士を描いた『Fight Girls』、行方不明になった娘を追う母親がヒーローの『Bad Mother』などが準備され、今秋デビューするという。
参考リンク
ニューヨーク・タイムズの記事
https://www.nytimes.com/2019/03/20/arts/awa-comic-books-publisher.html
ハリウッド・レポーターの記事