英公正取引庁、電子書籍販売のエージェンシー・モデルについて競争法違反の可能性を調査

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【編集部記事】英Booksellerサイトなどによると、英公正取引庁は現地時間2月1日、一部の出版社が電子書籍販売大手と交わしている「エージェンシー・モデル販売契約」について、競争法違反の可能性があるとして調査を開始した模様。

 この調査は「相当数の苦情の申し立て」があったため着手されたとのことで、違反と判断された場合、制裁金ないしは業務改善命令が課される可能性がある。同庁は、調査はまだ初期段階で、違反と断定はできないと述べているとのこと。

 出版社が販売価格を決めるエージェンシー・モデルについては、英国Amazonが昨年10月に「エージェンシー・モデルは電子書籍の価格が高くなり、読者・著作者・書店・出版社のいずれにとっても不利益が生じる」と説明する文書を公開したが( http://hon.jp/news/1.0/0/1796 )、Hachette、HarperCollins、Penguinなどの大手出版社がこの方式で販売している。【hon.jp】n

問合せ先:英Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/oft-launches-investigation-agency-pricing.html

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