エージェンシー・モデルはカルテル行為か? EU当局が米Apple社および欧米大手出版5社の公開捜査を開始

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【編集部記事】現地主要メディアの報道によると、EUの政府機関に相当する欧州委員会(EC)は現地時間の12月7日、エージェンシー・モデルでの電子書籍販売に関わっている欧州圏内の複数法人に対して、今年3月から行なっていた匿名捜査を、公開捜査に切り替えたことを発表した。

 「エージェンシー・モデル」とは、小売価格を書店ではなく出版社が設定するビジネス方式。欧州には伝統的に、ドイツやフランスなど国内限定で出版物の再販制度を認めている国は多い。しかし、EU政府では、そのような価格強制行為が国境を超えた場合、または非再販国にまでおよんだ場合は、価格カルテルまたは違反行為にあたるとして警告を発していた。

 報道等によると、公開捜査対象として企業名を明らかにされたのは、米Apple社、米Simon & Schuster社、米Harper Collins社、英Penguin社、仏Hachette Livre社、独Verlagsgruppe Georg von Holtzbrinck社。【hon.jp】

問合せ先:米Yahooの記事( http://news.yahoo.com/eu-opens-antitrust-probe-apples-e-book-deals-114847815.html

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