EU政府、電子書籍で「エージェンシー・モデル」を採用している出版社・販売会社を強制捜査か

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【編集部記事】現地主要メディアの報道によると、EUの政府機関に相当する欧州委員会(EC)は現地時間の3月1日、エージェンシー・モデルでの電子書籍販売に関わっている欧州圏内で複数企業を強制捜査した模様。

 「エージェンシー・モデル」とは、小売価格を書店ではなく出版社が設定するビジネス方式。欧州には伝統的に、ドイツやフランスなど国内レベルで出版物への再販制度を認めている国は多い。しかし、EU政府では、そのような価格強制行為が国境を越えた場合は、違反行為にあたるとして認めていない。

 報道等によると、具体的な企業名や業種、所属国、証拠押収の有無など詳細は明らかにされていないものの、エージェンシー・モデル方式での電子書籍がEUの競争法違反の疑いがあるとの見地から捜査が実施された模様。専門家によると、これは本格捜査に向けたほんの始まりに過ぎないとのこと。【hon.jp】n

問合せ先:英The Registerの記事( http://www.theregister.co.uk/2011/03/02/commission_publishers_raids/ )

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