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株式会社インプレスR&Dは9月12日、イースト株式会社と株式会社マイクロコンテンツとの業務提携により、主に文系の研究者が学術書や専門書を1冊から出版できる支援サービス「アスパラ」の開設を発表した。ブランドオーナーはイーストで、編集はマイクロコンテンツ、制作と流通をインプレスR&Dの「NextPublishing」が担当する。
「アスパラ」は、少部数しか見込めない専門的な分野でも出版ができるよう、注文に応じて印刷・製本するプリントオンデマンド(POD)と電子書店で本を流通させるサービス。在庫を持たないデジタル出版なので、いつでも改訂が可能で、絶版もない。ISBNコードも付与される。紙版の判型は横組がB5判、A5判、四六判。縦組がA5判、四六判。100ページから300ページ程度が想定されている。小売希望価格は相談の上決定するが、200ページで2000円程度が想定されている。
出版に必要な協力金はコースによって異なり、原稿点検不要で誤字脱字の指摘程度のAコースで30万円から、法令点検や出典引用チェックなどを行うBコースで50万円から、未完成原稿の編集プロデュースを行うCコースで80万円から。印税はPODが希望小売価格の15%、電子が希望小売価格の20%だが、コースによっては割合が前後する。
なお、インプレスR&D「NextPublishing」と近代科学社は8月に、理系研究者向けの類似出版支援サービス「近代科学社DIGITAL」を立ち上げている。
参考リンク
アスパラ公式サイト
https://asparabooks.com/
近代科学社DIGITAL公式サイト