デジタルマーケッターからオウンドメディアへの提言

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 米フォーチュン誌「フォーチュン500」のメディア・エンタメ企業を相手に20年間デジタルマーケティングに関わってきたクリス・ホーグ氏が、これからデジタルメディアに参加するクライアントへのアドバイスを広告業界紙「アドウィーク」に寄せている。

 メジャー紙のウェブサイトから、ウェブオンリーのVoxやThe Informationまで、黒字への道はどこにあるのかを探り、コンテンツと並んだ広告については収益のほとんどがグーグルやフェースブックといったSNSに流れており、定期購読モデルにも限界があるとしている。

 そこで注目されるモデルがケーブルTV局で、インターネットTVサービスが伸びている今、ディズニー、ネットフリックス、アマゾンといった大企業がコンテンツ作りに力を入れていることからもわかるように、流通をGAFA(グーグル、フェースブック、アップル、アマゾン各社の頭文字をとった造語)に任せれば、優れたコンテンツ作りに注力できると説いている。

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著者について

About 大原ケイ 289 Articles
NPO法人HON.jpファウンダー。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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