AAP/BISGが書籍市場統計レポート「BookStats」を発行、2011年度の電子書籍売上高は1,580億円以上

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【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Digital Book World」によると、米国の出版社業界団体Association of American Publishers(本部:米国ニューヨーク州、以後:AAP)と調査団体Book Industry Study Group(同、以後:BISG)は現地時間7月17日、両団体が毎年共同で有償発行している米書籍業界レポート「BookStats」2012年版の結果概要を明らかにした模様。

 BookStatsは、正会員300社前後のみをサンプル対象とするAAP独自方式と異なり、地方の中小出版社を含めた2,000社以上と広範囲に調査している。それによると、米出版業界の2011年通期の電子書籍売上高は今年2月末に明らかにされたAAP独自値の9.69億ドル(約765億円)を大きく上回る、20億ドル(約1,580億円)を突破していることが明らかになったとのこと。ただし、本当の額は、個人作家たちの売上高の集計方法がないため、BookStats値よりもさらに大きいものと推測される。

 なお、AAP独自統計もBookStats統計も、すべて出版社純売上(卸売)ベースであるため、小売ベースでの金額はさらにこの2倍強程度になっているものと推測される。【hon.jp】

問合せ先:Digital Book Worldの記事( http://www.digitalbookworld.com/2012/e-book-revenues-double-in-2011-top-2-billion/

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