AAP/BISGが書籍市場統計レポート「BookStats」を発売、2013年度の米国電子書籍市場は「単価低下により横ばい」

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【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、出版社業界団体Association of American Publishers(本部:米国ニューヨーク州、以後:AAP)と調査団体Book Industry Study Group(同、以後:BISG)は現地時間6月25日、毎年共同で有償発行している米書籍業界レポート「BookStats」2014年版の結果概要を明らかにした模様。

 BookStatsでは、地方の中小出版社を含めた1,600社以上の出版社が調査対象。それによると、米出版業界の2013年通期の電子書籍売上高は、販売部数が10%程度増えたものの単価が下がっている影響もあり、前年とほぼ変わらずの30億ドル(約3,050億円)。これは縮小傾向にある米国の書籍市場の約20%程度の売上シェアになる。

 ただ、AAP/BookStats統計には注意すべき点があり、すべて出版社純売上(卸売)ベースであるため、小売ベースでの金額はさらにこの2倍強程度になっているものと推測される。また、個人作家たちの売上高は含まれていない。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2014/06/26/new-report-shows-us-trade-publishing-industry/

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