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【編集部記事】NPO法人Readium Foundation(登記:米国デラウェア州)は年末にも、EPUB 3.0形式電子書籍ビューワ開発サンプルビューワ「Readium」向けに、プラグイン型DRM「Readium Licensed Content Protection(以後:Readium LCP)」の仕様を公開する予定。
Readium Foundationは、IDPFやビューワー開発系会員社が参加する開発者専用サンプルビューワ開発プロジェクト団体。Readium自体は商用アプリではなく、EPUBビューワー開発者たちの間で一定の互換性を保持するためにオープンソースなリファレンスビューワの開発・公開を目的としたもの。Readium LCPは、サードパーティDRMベンダー各社がReadiumビューワに自社DRMソリューションを組み込めるようにするための規格で、IDPF経由で、フランス政府などの助成金を元に規格策定作業が進められている。
主に図書館ユーザーを念頭に仕様策定が進められており、オープンソースの認証サーバーやサンプルスクリプトなども公開される予定。ただ、オープンソースとはいえ、プロジェクト運営のため、DRMベンダー向けに使用料を請求する計画となっており、その事前Webアンケートが公開された。【hon.jp】
問合せ先:Readium LCP使用料の関する事前アンケート( https://fr.surveymonkey.com/r/R7T7YTB )