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【編集部記事】現地報道によると、「Google Book Searchの部分検索・部分表示はフェアユースの範囲」という2013年のニューヨーク連邦地裁の判決に対し、米作家団体Authors Guild(本部:米国ニューヨーク州)が最高裁へ検証を求める嘆願書を送付した件について、現地時間4月18日、最高裁は受理しないことを決定したとのこと。これにより、10年前から続いていたGoogle Book Search裁判はGoogle勝利で終結した。
2005年に始まったGoogle Book Search裁判は、2013年5月からフェアユース面での是非を問うかたちで裁判が争点を変えて仕切り直しになり、同年11月に一連の訴状はニューヨーク連邦地裁のDenny Chin判事に棄却され、被告側のGoogle社(本社:米国カリフォルニア州)の勝利。控訴審も「Google Book Searchの部分検索・部分表示はフェアユースの範囲」と3対0で認めた。米作家団体Authors Guildは「最高裁は過去20年間フェアユースに関連した審理を行なっておらず、その間の時代の進歩で概念が大きく変質していている」として、取り上げてもらうよう要請していた。
今回、最高裁が本件を取り合わないことが確定したことを受け、Authors Guild側も「長年、支援してくれた諸団体に御礼申し上げる」と敗北を認める公式声明を発表した。【hon.jp】
問合せ先:Fortune誌の記事( http://fortune.com/2016/04/18/google-books-supreme-court-analysis/ )