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米オンライン書籍販売大手のAmazon.com(本社:米国ワシントン州)は今月、同社が昨年11月に発表した、購入済み書籍をオンラインでも読める「Amazon Upgrade」プログラムの中核となる、電子書籍ビューワー「Amazon Online Reader」を公開した。
このAmazon Online ReaderはWebブラウザ上での書籍閲覧を可能にするJavaScript+DHTML系ビューワ。顧客がAmazon Upgradeプログラムに参加している出版社の書籍を購入すると、商品到着の待ち時間を意識することなく、すぐにWebブラウザ上で本を読み始めることを可能にするためのものだ。Amazon社では従来から書籍の中身検索を行う「SEARCH Inside」サービスを展開していたが、新プログラムは実質その上位版となる。
このAmazon Online Readerでは、購入客が自由に書籍の任意箇所をコピー、ハイライト、付箋、tagキーワードの付与等ができるようになっており、Amazonサイトを一種の「本棚ポータル」として使うことを狙っている模様。
なお、同社では昨年、購入済み書籍をページ単位で販売する「Amazon Pages」というサービスも発表しており、同サービスもこのAmazon Online Readerを使って行われるものと推測されている。
【関連サイト】
Amazon Online Readerの例(書籍「Cliffs Quick Review: Chemistry」の場合)
http://www.amazon.com/gp/sitbv3/reader/103-6643308-7929444?pageID=S001&asin=0764563777
Amazon Online Readerの概要説明(英文)