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【編集部記事】電子書籍の出版関係会社では、現在も「もしBittorrentなどP2Pネットワークに違法コピーが出回ったら…」という理由でDRMにこだわるケースが多い。しかし、先行する音楽業界や映画業界では、すでに数年前から“適当に壊れた”ファイルを意図的に大量にP2P網に流し、違法コピーのインセンティブを低下させる防止法が一般的になっている。
電子書籍でも同じようなことをしたい場合に役立ちそうなサイトが、「CORRUPT.EPUB」というサイトだ。アイルランド在住のBenjamin Gaulonというアーティストが、「電子ゴミと著作権の限界」の関係性を模索するため制作したデジタルアート・プロジェクトだが、EPUBやMOBI形式のファイルをアップロードすると、コンテンツ内容のみを、再生可能なレベルを維持しながら“適当にぐちゃぐちゃ”変換してくれるというものだ。
元となったPHPソースコードもGithub上( https://github.com/recyclism/Corrupt )で公開されているので、アルゴリズム研究に興味がある人はソース自体ものぞいてみると面白いだろう。【hon.jp】
問合せ先:CORRUPT.EPUBのサイト( http://kindleglitcher.benjamingaulon.com/ )