ChatGPTが文体模写を拒否するようになど 日刊出版ニュースまとめ 2026.07.30

【写真】BUNKITSU TOKYO+猫
Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly 生成塗りつぶし“丸くなって寝ている茶黒さび猫”)
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総合

海外版権取引・世界の出版ニュースまとめ 2026/07/29〈オーディオブックファンクラブ(2026年7月29日)〉

政治

Booksellers Association calls on government to cut business rates for bookshops(英国書店協会が政府に対し、書店に対する事業税の減免を要請)〈The Bookseller(2026年7月29日)〉

ひとことコメント

イギリスの書店業界も苦しそうですね。(鷹野)

社会

ChatGPTが著名作家の正確な文体模倣を拒否へ。しかし特徴や雰囲気を捉えた文章なら出力可能〈テクノエッジ TechnoEdge(2026年7月29日)〉

ひとことコメント

訴訟リスクがあるから対策した、という印象を受けますね。

文章のスタイルを正確に模倣するのと、同じような特徴の文章にするのがどう違うのかはなかなか想像しにくいところですが、米国の著作権法では、一般的にアイデアの具体的な表現のみを保護し、著者のより抽象的な文体までは保護しません。しかし、AIが模倣して生成した文体が、原作者の作品と「実質的に類似」していると判断される場合には、著作権侵害にあたる可能性があるとのことです。

なにがなにやら。「アイデアの具体的な表現」という一節を見るに、理解できていないっぽい? アイデアが保護されないのは日本の著作権法でも同じです。そして「文体」はアイデアの範疇にあるとされます。問題はアイデアと表現のあいだに境界線を引くのが難しいところで、権利侵害になるかどうかは類似性によって裁判で判断されます。依拠性の話はAI学習か参照させたかなどの話が絡んできてさらにややこしい。(鷹野)

出版フィールドワークプロジェクト(PFP)の情報発信の場として、「The Letter」を開設〈日本出版学会(2026年7月29日)〉

知識は、外の棚に置くべきか、頭に溶かすべきか——電子図書館の父とRAGの時代【長尾真先生の問いを、生成AI時代にもう一度 #8】〈清田 陽司 (Kiyota, Yoji)(2026年7月29日)〉

ひとことコメント

故・長尾真氏の『電子図書館』(1994年)って、こんなにも先見性に満ちた本だったのか……未読でした。(鷹野)

海外マンガ出張編集部は本当に才能に届いているかーードイツから考える〈Kataho@フランクフルト(2026年7月28日)〉

経済

【第1報】令和8年熊本地震 書店被災状況〈一般社団法人 日本出版取次協会(2026年7月29日)〉

ひとことコメント

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。(鷹野)

まだまだやれる、本の未来 業界の識者ら、神保町で語り合う〈朝日新聞(2026年7月29日)〉

ひとことコメント

田中裕士氏の肩書きが「ストーリー&ビジネス研究所代表」になってる! 現地で気がつかなかった。(鷹野)

技術

「AIの暴走」ではない、オープンAIのモデルが不正侵入した理由〈MIT Tech Review(2026年7月29日)〉

ひとことコメント

うーん、やっぱり「プロモーションの一環でわざと」かなあ。(鷹野)

AI画像詐欺の被害額、2027年は6.5兆円規模か–国際規格での対応強化へ〈ZDNET Japan(2026年7月29日)〉

ひとことコメント

2ページ目でオリジネーター・プロファイルが紹介されてますね。(鷹野)

Claudeでの共有チャットがGoogle検索で丸見えになっていて怖すぎる、まさにパブリック…… – やじうまの杜〈窓の杜(2026年7月29日)〉

イベント

日本出版学会 関西部会・学術出版研究部会共催「J-STAGE 全文XML登載必須化――現状と課題」報告:中西秀彦氏〈大阪府大阪市北区(MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店)/8月21日〉

国立国会図書館・内閣府知的財産戦略推進事務局「デジタルアーカイブフェス」〈オンライン/8月25日〉

電子出版制作・流通協議会 ミニセミナー「AIハルシネーションを巡る最新動向」講師:堀鉄彦氏〈オンライン/8月27日〉

文化通信社 第6回 活字文化フォーラム「出版流通の転換点―書店の持続可能性を考える」〈東京都台東区(東天紅上野本店)/9月4日〉

お知らせ

NovelRecitalブース出店申込募集開始!

9月19日(土)に世田谷文学館で開催される朗読フェスティバル「NovelRecital」のブース出店申込を開始しました。詳細は下記リンク先をご確認ください。早い者勝ちです。「朗読なし」枠もあります。

新刊『出版とフリー 〈無料〉との競争の果てに起きたこと』について

クリス・アンダーソンの名著『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(2009年・NHK出版)を再読し、日本の出版状況に合わせて考察した10年前の連載コラムが本になりました。最終章は書きおろしの「生成AIとフリー」です。

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