書協、AI対応の出版契約書ヒナ型公開など 日刊出版ニュースまとめ 2026.10.03

【写真】ネコヤブックス+猫
Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly 生成塗りつぶし“歩いている白黒猫”)
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伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。AIも使っていません。中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。2026年度のピックアップログ全件はこちら。

政治

トラック新法適正原価 新聞協会が柔軟な算定と段階導入要望 国交省検討会で山口理事が新聞輸送の実態説明〈The Bunka News デジタル(2026年10月2日)〉

Google「AI要約」訴訟、米メディアの訴え棄却 連邦地裁〈日本経済新聞(2026年10月2日)〉

読書バリアフリー計画策定済み自治体55% 文科、厚労省が調査〈福祉新聞Web(2026年10月1日)〉

社会

令和7年度「国語に関する世論調査」の結果について〈文化庁(2026年10月2日)〉

図書館に年1,317億円。1冊貸すのにいくらかかっているか〈自治体データビジュアライズ(2026年10月2日)〉

これ無粋を承知の上であえて指摘すると、たとえば札幌市図書・情報館みたいに「貸出しない図書館」の場合、ゼロで除算することになっちゃいますよね。貸出だけが図書館の価値じゃない。まあ、それについては本文に書かれてますが(鷹野)

AIで「書く仕事」はなくなるか?〈竹村俊助/編集者(2026年10月1日)〉

そういえば私、ChatGPTが登場した直後の2023年年始に「エディターシップの必要性が高まる」って書いてるんですよね。悪くない読みだったと思う……と自画自賛しておきます(鷹野)

経済

書協 AI関連事項対応の出版契約書ヒナ型を公開 将来の新技術も念頭に〈The Bunka News デジタル(2026年10月2日)〉

出版契約書ヒナ型2026年版公開しました〈一般社団法人日本書籍出版協会(2026年10月1日)〉

確認しましたが、3月に報道されたときに私が危惧していたような方向性にはなっていないようです。甲乙どちらにも義務がある。24条には手を入れなかった。まあ、妥当なのでは(鷹野)

私は再販や定価販売否定論者ではないんですよ〈出版・読書・コミック・図書館・デジタルパブリッシング(2026年10月2日)〉

Google、約100社にAI回答への貢献度に応じた報酬を支払いか〈海外SEO情報ブログ(2026年10月2日)〉

続報。Google AdSenseに比べたらけっこう支払ってるじゃん! って思ってしまった(鷹野)

【英国活字事情】15 関係者が語る書店の現在地① ソーシー・ブックス(清水玲奈)〈The Bunka News デジタル(2026年10月2日)〉

漫画家育成のMOT、松竹などから資金調達 漫画家マネジメント強化〈日本経済新聞(2026年10月2日)〉

紙の本が消える前に 書店、流通、製本業が取るべき進路を3氏に聞く〈朝日新聞(2026年10月2日)〉

あくまで民間の契約ですから、その気になれば再販契約はやめられます。

再販契約書ヒナ型通りなら、再販契約を結んだままでも出版社側が「定価」と表示しなければいいだけ……と言いたいところですが、実はシステムが対応していないケースがあるからそう単純な話でもないという。HON.jp Booksの紙本は、実験的に小売希望価格【非再販】表示にしています。その場合、日本図書コード管理センターの手引きでは価格コードを「00000」の5桁で表記するルールになっています。そのルールに従っているのに、某取次から「その二段バーコードだと物流システムが対応できない」と扱いを断られてしまいました。2025年なのでわりと最近の話です。定価以外の本が存在することを想定したシステムになっていないそうなんですよ。「価格コードだけの問題なら00000を小売希望価格に変更したバーコードのシールを貼ればいいですか?」って確認に応答がないので、もしかしたら断り文句だったかもしれません。他の取次には打診してないので、その某取次のシステムだけに問題があるのかもしれません。でも「定価表記じゃないと扱ってもらえない」事例があったことは事実です(鷹野)

<インタビュー>「データの向こう側には、人の心がある」——BookLive福田執行役員が語る、電子書籍のマーケティング【WITH BOOKS】〈Billboard JAPAN(2026年10月1日)〉

「ひとり出版社」という、不安定ながらも時間的拘束の少ない弊社のビジネスモデルの話〈新狩猟世界(2026年10月1日)〉

技術

「『ゼロクリック問題』は超えられる」note加藤CEOが語る、AIに開放しても読者が訪れる理由〈弁護士ドットコム(2026年10月2日)〉

Kindleラインナップ刷新!全モデルフラット前面で薄型化。2万9,980円から〈PC Watch(2026年10月2日)〉

イベント

日本出版学会 出版産業研究部会・出版デジタル研究部会 共催「『電子書籍市場』から『デジタルパブリッシング・コンテンツ市場』へ」報告者:柴谷大輔氏(株式会社インプレス インプレス総合研究所)〈オンライン/10月8日〉

日本出版学会 出版フィールドワークプロジェクト・関西部会「ジュンク堂書店創業者・工藤恭孝氏 公開インタビュー」〈神戸市中央区(珈琲春秋 Kobe 三宮店)/10月10日〉

日本電子出版協会「基礎からのデジタルフォント」講師:山本太郎氏〈オンライン/10月13日〉

日本電子出版協会「AI普及時代に出版社が留意しておくべき著作権の論点 2026年」〈オンライン/10月14日〉

紀伊國屋書店「若者は本を読まないの? 「読解力」ってなんだ?」飯田一史氏『「若者の読解力低下」というウソ』(集英社インターナショナル)×稲田豊史氏『本を読めなくなった人たち』(中央公論新社)〈東京都新宿区(紀伊國屋書店 新宿本店)/10月22日〉

日本電子出版協会「デジタル出版社インプレスの歩みと、技術書サブスク『テックリブ』」講師:高橋隆志氏〈オンライン/10月23日〉

日本出版学会 学術出版研究部会「学術コミュニケーションにおける書籍出版:課題と展望」〈東京都新宿区(早稲田大学)/10月23日〉

「出版業界は沈没しない!──これからの出版人のためのライトなトーク」登壇者:渡辺沈没氏、高野翔氏〈東京都三鷹市(本と珈琲の店 UNITÉ)+オンライン/10月24日〉

日本電子出版協会「『紙』から『Web』、そして『AI』へ——『@IT』起業からメディアの現在を考える 2026年」講師:藤村厚夫氏・新野淳一氏〈オンライン/10月26日〉

日本電子出版協会「デジタル辞書の40年」講師:永田健児氏〈オンライン/10月29日〉

日本出版学会賞 受賞記念講演会「外地書店・外地取次研究の現在地──わかったこと、わからなかったこと」講師:日比嘉高氏(名古屋大学大学院人文学研究科 教授)〈オンライン/10月29日〉

本の学校 出版シンポジウム 2026 in東京 書店再興会議「これからも本を売り続けていくために」〈東京都品川区(きゅりあん 品川区立総合区民会館)/11月15日〉

日本図書館協会 出版流通委員会「公共図書館における電子書籍提供サービスの実際:導入と運用」〈東京都中央区(日本図書館協会研修室)+オンライン/11月28日〉

日本出版学会「2026年度秋季研究発表会」&「新潟市内マンガ関連施設視察ツアー」〈新潟県新潟市(開志専門職大学)/12月5日~6日〉

お知らせ

文学フリマ福岡12に出店します

10月4日(日)に博多国際展示場で開催される文学フリマ福岡12に出店します。ブース番号は A-05〜06 です。

新刊『出版とフリー 〈無料〉との競争の果てに起きたこと』について

クリス・アンダーソンの名著『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(2009年・NHK出版)を再読し、日本の出版状況に合わせて考察した10年前の連載コラムが本になりました。最終章は書きおろしの「生成AIとフリー」です。

非営利かつ無料メディアの継続と発展のための約束について

記事の閲覧中にメルマガ登録や寄付を促すメッセージを表示するようにした理由について説明しています。

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「HON.jp Podcasting」をSpotify、Apple、YouTube、Amazonなどで配信中(現在手が回らないため少し休止中です)。出版関連ニュースをぐぐっと深掘りしています。番組の詳細やおたより投稿はこちらから。

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