新聞記事クリッピングサービスの「ELNET」に生成AI搭載、収益分配もなど 日刊出版ニュースまとめ 2026.10.01

【写真】ネコヤブックス+猫
Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly 生成塗りつぶし“歩いている茶黒さび猫”)
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伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。AIも使っていません。中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。2026年度のピックアップログ全件はこちら。

政治

声優 津田健次郎の生成AI訴訟、東京地裁が棄却 一方で「声もパブリシティ権の保護対象」と認める〈KAI-YOU(2026年9月30日)〉

棄却理由は「もう削除されているから」なので、それは致し方ない。それでも「声が保護対象」と司法に認められたのは大きいのでは(鷹野)

【下山進=2050年のメディア第88回】出版界『今そこにある危機』 元経産大臣齋藤健は文化安全保障を主張する〈AERA DIGITAL(2026年9月29日)〉

当時読売の社長は渡辺恒雄。田中さんによれば、渡辺さんとの連合軍で、なんとか鶴田委員会に、出版や新聞の意義のわかる作家をいれて、方向をひっくりかえしたいのだと言った。

あー、再販制度が「当面存置」となった裏でナベツネが暗躍していたのですか……これは知らなかった。ちなみに私は、再販制度が「当面存置」となったことにより抜本改革の機を逃したと思っています。後知恵のIFですが、まだ書店に体力が残っていたこのタイミングで時限再販本格導入だけでもやっておけば……と思わずにはいられません(鷹野)

社会

「Yahoo!きっず」12月4日にサービス終了、「子どもたちのインターネット利用環境の変化を踏まえ」〈INTERNET Watch(2026年9月30日)〉

「書くこと」にもう興味がない? 「文章を生成すること」と「書くこと」はどう違うか【連載・欲深くてすみません。/第44回】〈CORECOLOR(2026年9月30日)〉

【躍動中国】ブックフェア盛況 読書文化の広がり映す〈新華網日本語(2026年9月29日)〉

逃れられない物価高、消費者が受け入れられる「値上げ」の条件とは〈AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議(2026年9月29日)〉

新旧メディアつなぎ社会を「再想像」する 編集者・若林恵さんの戦略〈朝日新聞(2026年9月29日)〉

経済

「少年ジャンプ+」が編集者 林士平との業務委託終了を発表 『チェンソーマン』『SPY×FAMILY』などを担当〈KAI-YOU(2026年9月30日)〉

集英社「少年ジャンプ+」のリリースは「(業務委託を)終了させました」とやや不穏な表現。林氏側の発表は、現在連載中の4作品は各漫画家と直接契約を結ぶことで編集業務を継続するとのこと。なにがあったんだろう?(鷹野)

「IMART2026」テーマは“IPと編集” KADOKAWAの渡辺啓之・工藤大丈が基調講演に登壇〈Real Sound|リアルサウンド ブック(2026年9月30日)〉

新聞記事の情報を整理する生成AI「ELNET AI」が10月1日提供開始〈AI Watch(2026年9月30日)〉

クリッピングとニュース記事検索サービスの「ELNET」に拡張検索生成が搭載。記事の利用度に応じた対価を新聞社・通信社に還元し、もちろん学習用途には使わないとのこと。ど本命がど正攻法できた! という印象です。問題はどこのモデルを使うかなのですが、プレスリリースにも記述はなし。想像するに、NTTが開発した大規模言語モデル「tsuzumi 2」でしょうか? 昨年10月以降は新情報がないところがいささか不安……(鷹野)

「MARVEL|KADOKAWA」始動、独自の漫画作品を制作へ スパイダーマン、スパイダーグウェン作品のコンセプトアートを解禁〈KADOKAWAグループ ポータルサイト(2026年9月30日)〉

『KADOKAWA統合報告書2026』公開 ~ 新中期経営計画のもと「グローバル・メディアミックス with Technology」の実行力を高め、収益構造の強化と再成長へ ~〈KADOKAWAグループ ポータルサイト(2026年9月30日)〉

連結子会社の異動(株式譲渡及び持分譲渡)及び特別利益の計上見込みに関するお知らせ〈株式会社メディアドゥ(2026年9月30日)〉

うわ、NetGalley, LLC 手放しちゃうのか! 日本語版「NetGalley」の運営はどうするんだろう?(鷹野)

関係性開示:メディアドゥには、HON.jpの法人会員として事業活動を賛助いただいています。しかし、本欄のコメント記述は筆者の自由意志であり、対価を伴ったものではありません。忖度もしていません。

16万5000円の「ロビンマスク」は300体超を販売 広島の鋳造会社が「視界に入るもの全てを金属化」した狙い〈ITmedia ビジネスオンライン(2026年9月30日)〉

タイトルだけを見て「ライセンスはどうなってるのかな?」と思ったら3ページ目に記述がありました。

『キン肉マン』の大ファンだった社員が自ら試作品を作り、作者に商品化を直談判した。

つまり、ちゃんと権利関係はクリアになっている、と。すばらしい(鷹野)

技術

「タイムズカー」不正アクセス、免許証画像など約160万件が漏洩〈日経クロステック(2026年9月30日)〉

完全に畑違いのニュースですが、免許証画像の漏洩って相当ヤバイので、他山の石として(鷹野)

折りたたみスマホの「縦長タイプ」と「横長タイプ」、電子書籍に適するのはどっち? – 山口真弘のおすすめ読書タブレット比較〈窓の杜(2026年9月30日)〉

縦横比4対3に近いほうが余白が少なくなるし良いですよね(鷹野)

Mythos並みのサイバー攻撃能力を持つGLM-5.3にAnthropicが警鐘〈PC Watch(2026年9月30日)〉

OpenAI、Astra並み性能を5分の1の価格で実現した「GPT-6.1 Sol」をリリース〈AI Watch(2026年9月30日)〉

OpenAI、ユーザーの仕事に尽くしてくれる常駐型エージェント「Dots」登場〈AI Watch(2026年9月30日)〉

イベント

日本出版学会 出版産業研究部会・出版デジタル研究部会 共催「『電子書籍市場』から『デジタルパブリッシング・コンテンツ市場』へ」報告者:柴谷大輔氏(株式会社インプレス インプレス総合研究所)〈オンライン/10月8日〉

日本出版学会 出版フィールドワークプロジェクト・関西部会「ジュンク堂書店創業者・工藤恭孝氏 公開インタビュー」〈神戸市中央区(珈琲春秋 Kobe 三宮店)/10月10日〉

日本電子出版協会「基礎からのデジタルフォント」講師:山本太郎氏〈オンライン/10月13日〉

日本電子出版協会「AI普及時代に出版社が留意しておくべき著作権の論点 2026年」〈オンライン/10月14日〉

紀伊國屋書店「若者は本を読まないの? 「読解力」ってなんだ?」飯田一史氏『「若者の読解力低下」というウソ』(集英社インターナショナル)×稲田豊史氏『本を読めなくなった人たち』(中央公論新社)〈東京都新宿区(紀伊國屋書店 新宿本店)/10月22日〉

日本電子出版協会「デジタル出版社インプレスの歩みと、技術書サブスク『テックリブ』」講師:高橋隆志氏〈オンライン/10月23日〉

日本出版学会 学術出版研究部会「学術コミュニケーションにおける書籍出版:課題と展望」〈東京都新宿区(早稲田大学)/10月23日〉

「出版業界は沈没しない!──これからの出版人のためのライトなトーク」登壇者:渡辺沈没氏、高野翔氏〈東京都三鷹市(本と珈琲の店 UNITÉ)+オンライン/10月24日〉

日本電子出版協会「『紙』から『Web』、そして『AI』へ——『@IT』起業からメディアの現在を考える 2026年」講師:藤村厚夫氏・新野淳一氏〈オンライン/10月26日〉

日本電子出版協会「デジタル辞書の40年」講師:永田健児氏〈オンライン/10月29日〉

日本出版学会賞 受賞記念講演会「外地書店・外地取次研究の現在地──わかったこと、わからなかったこと」講師:日比嘉高氏(名古屋大学大学院人文学研究科 教授)〈オンライン/10月29日〉

本の学校 出版シンポジウム 2026 in東京 書店再興会議「これからも本を売り続けていくために」〈東京都品川区(きゅりあん 品川区立総合区民会館)/11月15日〉

日本出版学会「2026年度秋季研究発表会」&「新潟市内マンガ関連施設視察ツアー」〈新潟県新潟市(開志専門職大学)/12月5日~6日〉

お知らせ

文学フリマ福岡12に出店します

10月4日(日)に博多国際展示場で開催される文学フリマ福岡12に出店します。ブース番号は A-05〜06 です。

新刊『出版とフリー 〈無料〉との競争の果てに起きたこと』について

クリス・アンダーソンの名著『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(2009年・NHK出版)を再読し、日本の出版状況に合わせて考察した10年前の連載コラムが本になりました。最終章は書きおろしの「生成AIとフリー」です。

非営利かつ無料メディアの継続と発展のための約束について

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「HON.jp Podcasting」をSpotify、Apple、YouTube、Amazonなどで配信中(現在手が回らないため少し休止中です)。出版関連ニュースをぐぐっと深掘りしています。番組の詳細やおたより投稿はこちらから。

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