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電子書籍を購入して読んでいる人たちも多いと思うが、その制作工程をご存知の方はどれくらいいるだろうか。CHRONICLE BOOKSというアメリカの書店のブログが、その制作工程をおおまかにまとめて記事にしている。
紙で出版された作品で既に時間が経っているものは、電子書籍化の権利についての契約の文面がないため、まずは電子化の許諾を得るところから始まるそうだ。最近の紙書籍の出版契約の際には既に電子化の許諾項目が契約条項に入っているという。
さらに紙書籍が出版される前のデータファイルを探し、どういうフォーマットのコンテンツにするかーPDFファイルなのか、動画を組み込むか、文字の大きさは変えられるかーを決める。
全てが決まったところで、電子書籍のオープンソースフォーマットであるEPUBの形式へと変換する。ここはCHRONICLE BOOKSが採用している方式で、他の方法を採択している会社もあるかもしれない。そこで仕上がったものに改めて手直しを加え、各書店へと発送というフローになるようだ。
もう少し詳しく知りたい方は、英語だが元記事を読んでみるとよいかもしれない。紙の出版の工程と重なる部分、電子書籍特有の工程などがより鮮明に浮き彫りになるだろう。【hon.jp】
問合せ先:CHRONICLE BOOKSの記事 ( http://www.chroniclebooks.com/blog/2012/08/29/how-is-an-ebook-made/ )