米Amazon、購入前書籍の難易度などがわかる新機能を提供

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 米ネット通販最大手のAmazon(本社:ワシントン州シアトル市)は4月から、同社のAmazon.com書籍コーナーの購入ページ上で、書籍内容の難易度などを自動計算・レポートする「book Concordance(用語索引)」機能の試験運用を開始した。

 同機能は、同社が販売する書籍のうち全文検索が可能となっているものに対して付加された新機能で、購入したい書籍の販売ページの「Concordance」リンクをクリックすると、自動的に文字数や単語数に加え、頻出語トップ100、難易度などの指標を計算表示する。これにより、ユーザーは購入前書籍を、立ち読みする以外の方法で書籍内容が感覚的に把握できるようになる。とくに難易度の測定に関しては「Fog Index」「 Flesch Index」「 Flesch-Kincaid Index」の3種類の指標を提示。自分の読解力では難しい本なのか、それともやさしすぎる本なのかが、客観的に判断することが可能となった。

 なお、本機能はまだ米国Amazon.comの一部の英文書籍でしか提供されていないが、対象書籍は順次増やしていく模様。また、日本のAmazon.co.jpでは同様の機能はまだ提供されていない。

【関連サイト】
米Amazon.comの「Concordance」機能の例(Dan Brown著“Da Vinci Code”の場合、ページ下方のConcordanceエリアを参照のこと)
http://www.amazon.com/gp/product/sitb-next/0385504209/ref=sbx_con/104-7585547-2615966?%5Fencoding=UTF8#concordance
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