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【編集部記事】デジタルの時代、自分の書いた本を世に知らしめることは昔に比べて大変容易になった。そのせいもあってか、書籍を無料でダウンロードして読めるようにしている人も多い。
それは、自分の作品を宣伝するための武器として利用されることが多く、むろん売れるはずのものを手放してしまうというリスクはあれども、それを布石としてさらに他の多くの自分の作品を購読してくれる読者を獲得するという利益も図れるのである。
ひとつ例をとると、Tim Hawkenというまだ2つの作品しか世に出していない作家が、2作目の作品を売る為に1作目(2作目の前編)を5日間無料でダウンロードできるようにしたところ、前年の1作目の売り上げを上回る数のダウンロードがあった。さらに、無料ダウンロードの期間を終えた後も、前月よりも4倍近い売り上げを記録した。
2作目の売り上げも好調なようで、売り上げは前作の倍を記録しそうだということだ。
本のセールスと宣伝の関係は非常に不透明なもので、この一例だけを挙げて結論づけるのは難しいが、新進気鋭の作家や新作が控えている作家には、売り上げを伸ばすという意味では効果的な方法である可能性があるかもしれない。【hon.jp】
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