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携帯電話向けの電子書籍販売サイトが軒並み好調の中、個人運営の電子書籍サイトもいくつか登場しつつある。その代表格が「bk7.jp(ブックセブン)」である。
同サイトは無料の電子書籍サイトで、昨年9月に開発中のベータサイトとしてオープン。携帯キャリア会社の公式認定サイトではない、いわゆる非公式な“勝手サイト”として、管理人と数名の仲間たちで運営されている。しかし、まだベータ段階の非公式サイトとはいえ、内容は充実しており、「青空文庫」作品を中心した著作権切れの名著タイトルを3,827冊(本稿執筆時点)も無料公開。完全にブラウザベースのサイトで、専用リーダーアプリは一切使用ないものの、文字サイズや表示文字数の調整や、再アクセス時に直前まで読み進んだページに復帰できる簡易的なしおり機能(NTTドコモ機種にはまだ未対応)を提供するなど、機能的にもかなりの“本格派”だ。
bk7.jp管理人によると、「ケータイ読書が今後拡大することを予感し、昨年4〜5月あたりからサイトの構想を練っていた。12月からは知り合いなどを中心にサイトの告知を始めたが、ページ復帰機能がNTTドコモ機に対応していない関係もあり、まだベータに近い状態」とこと。今後のbk7.jpの展開としては、サイト改良やサーバー移転などを経て、青空文庫以外の著作権切れ作品やユーザーからの提供作品も数多く取り込みながら成長していきたいとのこと。
電子書籍関係者の間では、今後の携帯電話向け電子書籍マーケットの拡大に伴い、このような個人運営のケータイ読書サイトも増えていくものと予想されている。
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「bk7.jp(ブックセブン)」のアクセスURL(携帯電話用)(※2005年3月18日時点のInternet Archive)