米最大手出版社が定額聴き放題サービスからオーディオブックを引き上げる

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 ペンギン・ランダムハウスはこの1月15日付けで、定額聴き放題のプラットフォームから自社の本をすべて削除した。タイトルごとに購入したり、定額で一定のクレジットを買うオーディブルのようなサービスではまだ聞くことができる。

 同社の本がなくなっているという報告は、「Storytel」や「Mofibo」といった北欧のサービスで聞かれ、アメリカでも「Scribd」で1万タイトル近いオーディオブックが聞けなくなっている。

 ペンギン・ランダムハウスは「海外の姉妹社とも相談し、今の段階では定額聴き放題モデルの事業には参加しないと決めた。これからも長期的視野で、著者の知的財産を守り、幅広いコンテンツを提供していく所存」とコメントしている。

 独自のストリーミングサービスを開始する準備だとするスウェーデンの「Boktugg」のようなサイトもあるが、ペンギン・ランダムハウス筋の情報ではそういった計画はないという。

 一方、Eブックに関しては経済誌フォーブスでは「この10年でEブック定額読み放題は、ビッグ5と呼ばれる大手出版社が参加すれば大きく成長する」としている。

参考リンク

GoodEReaderの記事
https://goodereader.com/blog/digital-publishing/penguin-random-house-removing-audiobooks-and-ebooks-from-scribd
フォーブスの記事
https://www.forbes.com/sites/billrosenblatt/2020/01/03/why-ebook-subscription-services-will-finally-succeed-in-the-coming-decade/#34bfd7f45dba
Boktuggの記事
https://www.boktugg.se/2020/01/18/penguin-random-house-drar-tillbaka-spanska-titlar-fran-storytel-i-spanien/

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著者について

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About 大原ケイ 279 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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