学術出版研究部会「電子書籍購入の新しい仕組みとメタデータ流通 ~DDA(Demand-Driven Acquisition)による購入の現状と課題~」8月20日東京で開催(入江伸/日本出版学会)

日本出版学会

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 日本出版学会は8月20日、学術出版研究部会「電子書籍購入の新しい仕組みとメタデータ流通 ~DDA(Demand-Driven Acquisition)による購入の現状と課題~」を東京都の専修大学神田キャンパスで開催する。登壇者は慶應義塾大学メディアセンターの入江伸氏。

イベント概要

日時

2019年8月20日(火)18時30分から20時30分(18時受付開始)

場所

東京都千代田区神田神保町3-8
専修大学神田キャンパス 2号館1階101教室(地図

内容

 慶應義塾大学メディアセンターでは現在、複数のプロバイダーによる電子書籍サービスを導入している。Ex Libris 社のディスカバリーシステムPrimo Central、丸善雄松堂の電子書籍サービスMeL(Maruzen eBook Library)、ProQuest社の洋書EBookプラットフォームEBC(ProQuest Ebook Central)などである。 2016年度からは、図書館員が選書を行う伝統的な購入方式ではなく、利用者が実際に必要した資料を購入する方式、いわゆる“Demand-Driven Acquisition”(需要駆動型購入方式:DDA)による購入を開始した。2018年度の購入冊数は合計で3,000冊を超えている。

 本研究会では、このDDAの仕組みを概説する。そしてその際最大の課題となっている出版社・プロバイダーとシステムベンダー間のメタデータ流通について説明し、出版社が留意しなければならない点を指摘する。さらに9月から稼働する早稲田大学図書館と慶應メディアセンターのシステム共同運用を解説し、メタデータのグローバルな流通への取り組みを展望する。

登壇者

入江伸氏(慶應義塾大学メディアセンター)

参加費

一般 1000円
学部生 無料
日本出版学会会員 無料

主催

日本出版学会 学術出版研究部会

参加申込み

学術出版研究部会長・橋元博樹までメール(またはFAX 03-3313-7348)
hashimoto@utp.or.jp

参考リンク

日本出版学会の案内ページ

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