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インプレスグループの株式会社近代科学社は創立60周年を記念し、理工系の「教科書発掘プロジェクト」を実施している。近代科学社Digitalでは通常、出版分担金として基本費用10万円と編集支援費用が必要だが、同プロジェクトは無料。募集期間は7月31日まで。[8月1日追記:募集期間は8月31日まで延長された]
近代科学社Digitalは、株式会社インプレスR&Dの次世代型電子出版プラットフォーム「NextPublishing」を活用した、大学研究者向けのオンデマンド出版サービス。2018年8月にプレスタートし、2019年2月から本格スタートしている。50ページ以上であれば出版可能なので、クオーター制授業の教科書などにも対応できる。
オンデマンド出版なので在庫は持たず、注文が入ってから印刷製本するため、出版時のコストが大幅に削減できる。品切れの心配も無く、任意のタイミングで改訂できる。国内主要電子書店のほか、POSをサポートするアマゾン・三省堂書店・hontoといったオンライン書店でも販売される。また、大学生協など大学内書店への流通もサポートされる。
教科書発掘プロジェクトの応募資格は、すでに授業で使用している原稿であること、2020年4月から教科書として使用する予定があること。原稿送付や校正など、出版までに必要な作業をオンラインで行えること。9月30日までに完成原稿(WordまたはLaTeX)が用意できることなど。詳細はプロジェクトページを参照のこと。
参考リンク
近代科学社Digital 教科書発掘プロジェクト