レノボがEインクとLCDを組み合わせたタブレットを発売予定

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 もう10年近くも様々なメーカーがLCDスクリーンとEインクのスクリーンを1つのデバイスに組み合わせようとしてきた。バーンズ&ノーブルはいちばん最初のEリーダーで試したし、マイクロソフトやインテルもコンセプトデザインの試作機を披露してきた。そしてEntourageという無名の会社は、2面構造の電子教科書リーダーを2回もリリースした。今度はレノボが次のノートブックパソコンでそれをやろうとしている、とニュースポータル「デジタル・リーダー」が伝えている。

 Eインクのスクリーンでイラストや文字、あるいはタイプする(ただし、色や再現速度のため、イラストはIPSスクリーンの方がいいだろう)。さらに4096段階の筆圧を表現できるワコムのペンも付いている。10月発売予定だが、ただし、お値段も1000ドル近くもするという。

 「ビジネス・インサイダー」の記事では、充電なしで25時間使え、クァルコムのSnapdragon 850型のチップを使っているのでスマートフォンのようにLTEネットワークを通して、効率よくネットに繋げることができるという。(ビジネス・インサイダーでは発売は11月で値段は850ドルとなっている。)

関連リンク

デジタル・リーダーの記事
https://the-digital-reader.com/2018/08/30/the-entourage-edge-lives-again-this-time-as-a-notebook-from-lenovo/
ビジネス・インサイダーの記事

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著者について

About 大原ケイ 289 Articles
NPO法人HON.jpファウンダー。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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