【週末集中ゼミ】「hon.jpターミナル」で学ぶ電子書籍の商品管理 第16回「書誌レコードを毎晩TSVで自動出力(1)」

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【編集部記事】※いつもhon.jp DayWatchをご覧いただきましてまことにありがとうございます。

 hon.jp DayWatchでは毎週末、あまり語られることがなかった「商品管理」という観点で、電子書籍の本質に迫っていきます。そして、すでに複数出版社で使われている「hon.jpターミナル」という電子書籍書誌管理システムを使いながら、その業務対策について考えていきます。出版社勤務の方は、ぜひ研究の参考にしてみてください。—hon.jpシステム部

 前回まで「hon.jpターミナル」で、日々入力した書誌レコードをExcel形式で出力する方法を説明しました。

 Excel形式ファイルはいろいろ便利なので、取引先に書誌データを渡すときには欠かせません。しかし、できればそのデータ受渡しも全自動でできるようになれば、もっと仕事が楽になるはず。出版社の電子書籍担当者であれば、誰もが一度は思うことです。

 「hon.jpターミナル」では、そのようなニーズに答えるため、登録データすべてを秘密のWebディレクトリにテキストファイル(表紙画像はJPG形式)でまとめて全件バッチ出力する機能を標準搭載しています。

 基本的な機能のイメージは、下記の図のとおりです。

hon.jpターミナルでのテキストファイル出力

 最新の電子書籍の書誌データを必要としているのは、ファイル制作会社や電子書籍販売会社ばかりではありません。自社のWebサイトを代行運営しているWebデザイン会社や、社内のシステム部を出入りしている業務系システム会社なども、電子書籍の書誌データを必要としています。

 そこで、「hon.jpターミナル」では、電子書籍担当者が日々入力したデータを深夜、関係者専用の公開Webディレクトリに全件出力しています。担当者が自分で出力する手間は一切ありません。すべて全自動で行なわれます。

 あとは、取引先やシステム会社がこの秘密Webディレクトリにアクセスして、データ一式を毎晩深夜、自動ダウンロードするスクリプトをPHPやperlで書けばいいだけです。もちろん、前日まで入力された書誌データはすべて、最新状態で出力されているので、取引先も古くから付き合いのあるシステム会社の皆さんもニッコリです。

 次回は、実際にこの機能をフル活用している、株式会社新潮社(本社:東京都新宿区)様での事例を紹介します。

※次回、第17回「書誌レコードを毎晩TSVで自動出力(2)」はこちらからどうぞ。

【hon.jp】

問合せ先:hon.jpターミナルの製品概要ページ( http://hon.jp/doc/honjpterminal.html

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