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【編集部記事】Frankfurt Book Fair事務局の英語圏向け出版ニュースサイト「Publishing Perspectives」が、米国のISBNエージェンシー会社RR Bowker(本社:米国ニュージャージー州)が先月発表した2015年度の米国内における個人作家へのISBN番号の付番数について、「わかりづらい」として再説明を要求し、Bowker側からの返答を掲載している。
記事によると、2015年中に個人作家に付番されたISBN番号は電子書籍153,160作品+POD書籍573,965作品の合計727,125作品。ただし、ISBNには「発行フォーマット(ハードバック版、ペーパーバック版、EPUB版、PDF版など)それぞれに異なるISBN番号を割り当てるように」というルールがあるため、実際にはタイトル重複がある。タイトルベースで重複分を除くと、合計625,327作品になるという。
ただ、Amazonなどは電子書籍の出版のみであればISBNは一切不要としているので、実際にはこの数倍以上の個人作品がインターネット上で流通しているものと推測されている。結果、記事では「電子書籍作家にISBNがまったく使われていないことが明らかになった」と切り捨てている。【hon.jp】
Publishing Perspectivesの記事( http://publishingperspectives.com/2016/10/bowker-indie-titles-2015-isbn/ )