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【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、4年前に女性向け小説出版大手のHarlequin Enterprises社(本社:カナダ・オンタリオ州)に対し、同社作家陣が電子書籍版のロイヤリティー支払いについてクラスアクション訴訟を起こした裁判について、和解が成立した模様。
本訴訟で焦点となっていたのは、電子書籍ブームが起こる前の1990〜2004年に交わされていた出版契約書の文言。作家陣の主張によると、Harlequin社が当時交わした文面では、電子書籍版のロイヤリティが「定価ベースの売上金」を元に算出されていることが明記されているにもかかわらず、Harlequin側は無断で支払額の少ない「2次ライセンス収入」を元にした算出方法でロイヤリティ計算を行なっていたというもの。
記事によると、一審・控訴審まで進んだ段階で両者が和解の調整に入り、現地時間6月30日に410万ドル(約4.1億円)で和解が成立したとのこと。【hon.jp】
問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/content-and-e-books/article/70840-after-fairness-hearing-harlequin-settlement-is-approved.html )