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現地報道によると、ニューヨーク州南部連邦地方裁判所で現在審議中となっているGoogle社の書籍スキャンに関する著作権裁判において、Google側が証拠として召還依頼していたYahoo !社が、証拠提出を拒否したとのこと。
Google弁護団は今年10月に、ライバル社の書籍スキャン事業も弁護のための証拠になるとして、Amazon・Yahoo!・Microsoft社それぞれの書籍スキャン事業に関する技術情報の召還を裁判長に依頼。しかし、その後すぐにAmazon社は企業秘密に関わるとの理由で召還礼状を拒否し、残る2社の反応が注目されていた。今回、Yahoo!側も拒否したことで、Microsoft社の反応に焦点が移ることになる。Chicago Tribune紙のインタビューに対し、Yahoo!側の担当者は「この裁判はGoogle社と出版業界の戦いであって、当社には関係ない」とコメントしている。
なお、この一連の召還作業に伴い、裁判自体の判決(略式判決)の日も2008年1月まで延長されている。
【関連サイト】
本件に関する米Chicago Tribune紙の報道記事(英文)
http://www.chicagotribune.com/business/chi-061130yahoo-google-story,0,2758529.story?coll=chi-business-hed