米国の定額制電子書籍サービス「Scribd」が視覚障碍者団体National Federation of the Blindと和解、アクセシビリティ強化を約束

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【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、月額定額制の電子書籍サービスを運営するScribd社(本社:米国カリフォルニア州)のアクセシビリティ対応に関する訴訟で、同社と視覚障碍者擁護団体National Federation of the Blind(以後NFB)の間で和解が成立したとのこと。

 米国には、公共機関・公共施設などが視覚障碍者に対応しない機器を推奨・導入してはいけないという法律(ADA法)がある。NFB側は2014年、視覚障碍者向けの機能を提供していないScribdサイトについて提訴し、Scribd側は単なる私企業の会員サイトであると反論。しかし、Scribd側は今年3月に裁判で負け、その後の動きが注目されていた。

 今回の和解で、Scribd側は金銭的な支払いは発生しないものの、2年以内に電子書籍コンテンツのアクセシビリティ対応を実施することを約束した。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2015/12/09/scribd-settles-nfb-lawsuit-over-inaccessible-website/

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