公取委のポスター、制作再委託先が生成AI無断利用で炎上など 日刊出版ニュースまとめ 2026.06.26

【写真】NovelJam 2025 準備中+猫
Photo by Ryou Takano(+Adobe Firefly 生成塗りつぶし“座って振り向いている黒猫”)
noteで書く

《この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です(1分600字計算)》

 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版関連ニュースをデイリーでまとめて配信。ボットではありません。AIも使っていません。中の人がすべて自分の目で読んで、手作業でまとめています。2026年度のピックアップログ全件はこちら

【目次】

お知らせ

恒例の出版ニュース特番が今回はなんと3部制! 登壇者9名の豪華布陣で2026年上半期を振り返り&掘り下げます。6月27日開催です! 開催時間前後に台風7号8号の2つが連続で直撃する予報のため、リアル会場での開催を断念、全面オンライン開催に切り替えました!

政治

悪いもの同士はNG? クールジャパン統廃合検討、公的資金の行方〈毎日新聞(2026年6月25日)〉

Four in five under-16s in Australia using social media despite ban, study shows(調査によると、オーストラリアでは16歳未満の5人に4人が禁止されているにもかかわらずソーシャルメディアを利用している)〈The Guardian(2026年6月24日)〉

ひとことコメント

うん、まあ、そんなことになるとは思った。指定10サービスだけが対象なのですよね。私は当時「指定されてない代替サービスに乗り替えるに決まってる」「当然予想できたはずのいたちごっこ」と書いたのですが、そもそも年齢認証がザルで普通にそのまま使っていたりするようです。わはは。笑うしかない。(鷹野)

ノルウェー、小学校で生成AI利用を禁止 「デジタル学習」制限広がる〈日本経済新聞(2026年6月24日)〉

社会

JPO 専務理事に吉田俊輔氏 非営利型会計に変更〈The Bunka News デジタル(2026年6月25日)〉

E2889 – 京都精華大学情報館におけるZINEの取り組みと収集方法〈カレントアウェアネス・ポータル(2026年6月25日)〉

「アニメ取引適正化」告知チラシ、「AI風」で批判 公取委当惑〈毎日新聞(2026年6月24日)〉

ひとことコメント

公取委のX(旧Twitter)投稿はこちら。


リプと引用の反響をざっとひととおり眺めてみたけど、根拠レスで生成AI製だと決めつけてる声が大半で、どうなんだこれ? と思っていたのですが……コメント、下に続きます。(鷹野)

公取委のとあるポスターが物議 「アニメ取引適正化」訴えるもイラストに生成AI 採用した理由とは?〈ITmedia NEWS(2026年6月25日)〉

ひとことコメント

公取委が委託した事業者に確認したら、再委託先が勝手に「作業効率化のため」と生成AIを使っていたそうです。よりによって「アニメ取引適正化」を訴えるポスター(チラシ?)に画像生成AIが使われてしまったというのがなんとも間が悪い。あと、公取委が委託先にちゃんと対価を払っていても、再委託先に適切な対価が払われているかどうかはわからないからなあ……。逆に、疑惑をかけられたけど生成AIが使われていなかったというケースの場合、どうすれば疑われずに済むのかという観点も考えてみたい。(鷹野)

経済

2026年5月期 紙書籍雑誌推定販売金額は前年同月比1.8%減 ~ 出版指標マンスリーレポートより〈HON.jp News Blog(2026年6月25日)〉

【崩壊寸前】KADOKAWAよりヤバい?出版業界2社が大赤字に追い込まれたワケ〈ビジネス+IT(2026年6月25日)〉

ひとことコメント

トーハン・日販の話。KADOKAWAは赤字ではなく減益(黒字)なので、比較対象に挙げるのはおかしいんじゃないかなあ?(鷹野)

アイドックの標準bookendアプリが株式会社有斐閣の「有斐閣Online」の書籍シリーズ「法律実務家のための基礎知識」の配信に採用されました〈アイドック株式会社のプレスリリース(2026年6月25日)〉

Google、アプリ事業者の手数料30%→25%で決定 日本は12月から〈日本経済新聞(2026年6月25日)〉

第22回 書店人の覚書帳〈草彅主税(2026年6月25日)〉

『spoon.2026年8月号』発売中止のお知らせ〈KADOKAWA(2026年6月24日)〉

KADOKAWA株主総会、夏野社長再任 業績回復の実行力が焦点〈日本経済新聞(2026年6月24日)〉

技術

E2891 – NDLOCR-Liteの公開とその背景〈カレントアウェアネス・ポータル(2026年6月25日)〉

イベント

日本出版学会 学術出版研究部会「大学教科書とデジタル教材」柴田守氏、猪石有希氏(有斐閣)〈専修大学神田キャンパス/6月26日〉

日本電子出版協会「連想情報学の挑戦――神保町という体験の電子化を目指した25年」講師:高野明彦氏〈オンライン/6月26日〉

2026年上半期の出版ニュースを振り返る――HON[.]jp News Casting / 古幡瑞穂×内沼晋太郎×梶原治樹×菊池健×libro×徳力基彦×松浦シゲキ×大西隆幸×鷹野凌〈東京都渋谷区(HENNGE)+オンライン/6月27日〉

主催:学術情報XML推進協議会、共催:科学技術振興機構「全文XML義務化をめぐって」〈オンライン/6月29日〉

日本電子出版協会「電子出版、激動の十余年――新生HON.jpの軌跡と未来」講師:鷹野凌〈オンライン/6月30日〉

日本電子出版協会「著作権入門セミナー 第2回 村瀬拓男弁護士」〈オンライン/7月1日〉

SCOOL「今が危機なのか? 本と出版と文芸をめぐる緊急ミーティング」出演:笠井康平氏・豊崎由美氏・仲俣暁生氏・矢野利裕氏、進行:佐々木敦氏〈東京都三鷹市/7月7日〉

日本電子出版協会「著作権入門セミナー 第3回 村瀬拓男弁護士」〈オンライン/7月8日〉

日本電子出版協会「シンガポールの教育ICT動向(日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)の海外視察から)」講師:青木栄太氏(JAPET&CEC 海外調査部会 部会長)、石坂芳実氏(ICT CONNECT 21フェロー 技術標準WG担当)〈オンライン/7月10日〉

三省堂書店めくる塾「本の街神保町で、本の未来について語り合おう」登壇者:田中裕士氏、古幡瑞穂氏、楫野晋司氏〈東京都千代田区(三省堂書店 神田神保町本店)+オンライン/7月13日〉

電子出版制作・流通協議会「2025年電流協電子図書館セミナー」登壇者:植村八潮氏、野口武悟氏、ほか〈東京都中央区(日本図書館協会)/7月27日〉

本の学校「セミナー 書店・出版を科学する ~『マーケティングの4P』で出版業界の諸問題を考える~ 」登壇者:田中裕士氏、草彅主税氏〈東京都千代田区(貸教室・貸会議室 内海)+オンライン/7月28日〉

文化通信社 第6回 活字文化フォーラム「出版流通の転換点―書店の持続可能性を考える」〈東京都台東区(東天紅上野本店)/9月4日〉

お知らせ

新刊『出版とフリー 〈無料〉との競争の果てに起きたこと』について

クリス・アンダーソンの名著『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(2009年・NHK出版)を再読し、日本の出版状況に合わせて考察した10年前の連載コラムが本になりました。最終章は書きおろしの「生成AIとフリー」です。

非営利かつ無料メディアの継続と発展のための約束について

記事の閲覧中にメルマガ登録や寄付を促すメッセージを表示するようにした理由について説明しています。

ポッドキャストについて

「HON.jp Podcasting」をSpotify、Apple、YouTube、Amazonなどで配信中(現在手が回らないため少し休止中です)。出版関連ニュースをぐぐっと深掘りしています。番組の詳細やおたより投稿はこちらから。

HON.jp Readersについて

HONꓸjp News Blog をもっと楽しく便利に活用するためのユーザー制度「Readers」に登録すると、HONꓸjp News Blogの限定公開記事が読めたり、記事にコメントできるようになったり、更新通知が届いたり、広告が非表示になったりします。詳しくは、こちらの案内ページをご確認ください。

SNS公式アカウントについて

HON.jp News Blogでは以下のSNSにて公式アカウントを運用し、広い意味での出版関連ニュースをメディアを問わずキュレーションしています。ボットではありません。中の人が自分で選んだ記事を手作業で投稿しています。

Bluesky
Facebook
Mastodon
Threads
𝕏(旧Twitter)


noteで書く

広告

広告掲載のご案内バナー画像
新刊『出版とフリー』のご案内バナー画像

著者について

About HON.jp News Blog編集部 2458 Articles
HON.jp News Blogは、これからも本(HON)を作ろうとしている人々に、国内外の事例を紹介し、デジタルパブリッシングを含めた技術を提供し、意見を交換し、仮説を立て、新たな出版へ踏み出す力を与えるメディアです。運営は、NPO法人HON.jp メディア部会が行っています。

0 コメント
高評価順
最新順 古い順