2025年出版市場を「コミック」「書籍」「雑誌」の3つに分類し直すと、占有率はコミック44.8%:書籍39.9%:雑誌15.3%に ~ 出版科学研究所調査より

【画像】出版市場を「書籍」「雑誌」「コミック」の3カテゴリーで分類し推移グラフ化した
内側の細い(濃い)線が1月26日発表の数字を元にしたグラフで、外側の太い(薄い)線がコミックを分離した数字を元にしたグラフ[オリジナルサイズの画像はこちら(ご自由にどうぞお使いください)
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 公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所が発表した2025年のコミック市場推計詳細を元に、コミックを除く書籍・雑誌(いずれも紙+電子)市場を算出した。コミック6925億円に対し、書籍(コミックを除く)が6173億円、雑誌(コミックを除く)が2364億円。市場占有率はコミック44.8%、書籍(コミックを除く)39.9%、雑誌(コミックを除く)15.3%となった。

各市場の推移

 出版科学研究所は1月26日に2024年の出版市場を発表している1 2025年出版市場(紙+電子)は1兆5462億円で前年比1.6%減、コロナ前の2019年とほぼ同規模 ~ 出版科学研究所調べ〈HON.jp News Blog(2026年1月25日)〉
https://hon.jp/news/1.0/0/58293
。しかし、この時点での紙の出版市場は「書籍」と「雑誌」の2カテゴリーだ。紙の書籍市場5939億円には「書籍扱いコミックス」が、紙の雑誌市場3708億円には「雑誌扱いコミックス」と「コミック誌」が含まれている。

 つまり、電子出版市場と同じ「書籍」「雑誌」「コミック」の3カテゴリーで紙の出版市場を把握するためには、今回発表されたコミック市場推計詳細を元に、紙の書籍と雑誌市場から「書籍扱いコミックス」「雑誌扱いコミックス」「コミック誌」を除く必要がある。

 HON.jp News Blogでは例年、コミック市場の内訳が発表された時点でこの「書籍(コミックを除く)」と「雑誌(コミックを除く)」の実態を明らかにしてきた2 2024年出版市場(紙+電子)の占有率はコミック44.8%:書籍(コミックを除く)39.0%:雑誌(コミックを除く)16.2%に ~ 出版科学研究所調査より【修正有】〈HON.jp News Blog(2025年4月29日)〉
https://hon.jp/news/1.0/0/55433
。以下のグラフは、「書籍扱いコミックス」と「雑誌扱いコミックス」の推定販売金額が別々に公表されているのが確認できた2000年以降の推移だ。2014年からは電子出版市場の数字も合算している。

 なお、紙の推定販売金額は取次ルートのみであり、近年増加している出版社と書店の直接取引や出版社による直接販売は含まれていない。また、電子の推定販売金額は「読者(一般ユーザー)が支払った金額の推計」のみであり、定額読み放題(いわゆるサブスク)は含まれるが、広告収入・電子図書館サービス・電子ジャーナルなどは含まれていない。

コミック

書籍(コミックを除く)

雑誌(コミックを除く)

全体

出典

出版科学研究所『季刊 出版指標2026年春号』など

脚注

  • 1
    2025年出版市場(紙+電子)は1兆5462億円で前年比1.6%減、コロナ前の2019年とほぼ同規模 ~ 出版科学研究所調べ〈HON.jp News Blog(2026年1月25日)〉
    https://hon.jp/news/1.0/0/58293
  • 2
    2024年出版市場(紙+電子)の占有率はコミック44.8%:書籍(コミックを除く)39.0%:雑誌(コミックを除く)16.2%に ~ 出版科学研究所調査より【修正有】〈HON.jp News Blog(2025年4月29日)〉
    https://hon.jp/news/1.0/0/55433
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著者について

About 鷹野凌 941 Articles
NPO法人HON.jp 理事長 / HON.jp News Blog 編集長 / 日本電子出版協会 理事 / 日本出版学会理事 / 明星大学 デジタル編集論 非常勤講師 / 二松学舍大学 編集デザイン特殊研究・ITリテラシー 非常勤講師 / デジタルアーカイブ学会 会員 / 著書『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本』(2015年・インプレス)など。

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