《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》
【編集部記事】2005年に始まってから8年目となるGoogle Book Search裁判が現地時間11月14日、ついにGoogle社(本社:米国カリフォルニア州)の勝利で終わったようだ。
本裁判は、今年5月からフェアユース面での是非を問う再審合戦に入り、被告側のGoogle社と原告側の作家団体The Authors Guild(本部:米国ニューヨーク州)が著作物の「変容的利用」と「議会での著作権法改正が必要かどうか」の2点で争っていた。
Denny Chin判事は再審に関する意見書において1)Google社の誌面スニップレット表示は出版社に損害を与えない、2)無許可でのスキャン行為は販売を目的としたものでなく「変容的利用」と認められる、3)Google社にとってはトラフィック増加というメリットが発生するだろうが、社会的にも出版社側にもメリットが存在する、としている。結果、一連の提訴は却下されることとなり、Google社の勝利となった。
なお、Authors Guild側は「Google側の商業的メリットの大きさについての見立てが大きく誤っており、偏った意見である」と発表し、不服として控訴する模様。【hon.jp】
問合せ先:Denny Chin判事の意見書( http://ja.scribd.com/doc/184176014/Judge-Denny-Chin-Google-Books-opinion-2013-11-14-pdf )