米司法省の電子書籍エージェンシー・モデル訴訟9日目「故Steve Jobs氏は電子書籍にあまり乗り気ではなかった」

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【編集部記事】昨年4月に米国司法省(本部:米国ワシントンD.C.)が、大手出版社やApple社と交わしている電子書籍のエージェンシー・モデル価格契約を違法であると告発した裁判が先週から始まっている。9日目となる木曜日、Apple社のデジタルコンテンツを統括するEddie Cue氏が同社が電子書籍に参入したいきさつについて意外な事実を明らかにした。

 米「Business Insider」サイトによると、Eddie Cue氏はApple社が電子書籍ストア「iBookstore」を企画したのが自分であると主張。iPadの開発が最終段階に入った時点、当時CEOだった故Steve Jobs氏は、iPadが電子書籍端末として使われることに乗り気ではなく、一度は却下。しかし、Eddie Cue氏の熱心な説得により、iBookstoreのサービスインがなんとか許可されたという。

 iPad発売以前、Steve Jobs氏は「もはや誰も本は読まない」と電子書籍に否定的な発言を繰り返していたが、実際にその通りに思っていたようだ。【hon.jp】

問合せ先:Business Insiderの記事( http://www.businessinsider.com/apple-ebook-store-was-not-jobs-idea-2013-6

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