日刊出版ニュースまとめ 2023.02.17

日刊出版ニュースまとめ

《この記事は約 11 分で読めます》

 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

結局、AI創作とどう向き合うべき? 知られざる著作権の落とし穴と対策【弁護士解説】〈Workship MAGAZINE(2023年2月16日)〉

イラストや文章など、AIの進出が止まりません。特に2022年はMidjourney(ミッドジャーニー)やChatGPT(チャットGPT)など、優れた性能を持つコンテンツ生成AIが相次いでリリースされ、大きな話題になりまし

「ゆっくり実況」関連の商標出願を特許庁が却下 ドワンゴ「弊社の見解と概ね一致」〈KAI-YOU.net(2023年2月16日)〉

ニコニコ動画を運営するドワンゴが、「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」「ゆっくり劇場」の商標出願について、特許庁より拒絶されたことを明らかにした。2月16日、ドワンゴはニコニコ公式Twitterに拒絶理由通知の内容の一部を抜粋して投稿。ドワンゴは「拒絶理由通知...

インフルエンサーを「影響力」で選ぶ時代はおわり。〈AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議(2023年2月16日)〉

SNS上で指示されるインフルエンサーを起用した販促手法がスタンダードになる一方、彼らの影響力のみで判断し、効果を生み出せないことも。これからの時代も有効な訴求方法であるインフルエンサーマーケティングについて、Z世代向けの企画会社「僕と私と」の今瀧健登氏が語る。

紀伊國屋書店リニューアル後の新宿本店をバーチャル空間で公開 海外に向けたプロモーションも可能に〈AdverTimes.(アドタイ) by 宣伝会議(2023年2月16日)〉

紀伊國屋書店は2月15日、「紀伊國屋書店バーチャル新宿本店」をオープンした。同社では2019年から新宿本店が入る紀伊國屋ビルディングの耐震補強工事を含むリニューアル工事を行い、23年1月に「未来志向の原点回帰」をコンセプトに新宿本店を全館リニューアルオープンした。「紀伊國屋書店バーチャル新宿本店」は27年1月の創業100周年に向けた取り組みで、2月15日は新宿本店2階フロアのバーチャル空間が先行公開された。

紀伊國屋書店 「バーチャル新宿本店」2階からオープン〈文化通信デジタル(2023年2月16日)〉

 株式会社紀伊國屋書店は、2027年1月に迎える創業100周年に向け、「紀伊國屋書店バーチャル新宿本店」をオープンするため、2月15日に2階フロアを先行公開した。「未来志向の原点回帰」をコンセプトにリ…続き

ハルメクHD 3月に東証グロース市場上場へ〈文化通信デジタル(2023年2月16日)〉

 ハルメクホールディングス(HD)は2月15日、東京証券取引所グロース市場に株式上場が承認されたと発表した。上場は3月23日を予定している。    同社は50代以上女性向けの生活情報誌「ハル…続き

本屋大賞20周年記念 フェア開催のお知らせ〈NPO本屋大賞のプレスリリース(2023年2月15日)〉

NPO本屋大賞のプレスリリース(2023年2月15日 16時00分)本屋大賞20周年記念 フェア開催のお知らせ

世界

Facebook、「この広告が表示される理由」機能をアップデート 透明性の向上へ〈MarkeZine(2023年2月16日)〉

Metaは、Facebookにおいて「この広告が表示される理由」機能のアップデートを発表した。 同アップデートにより、Facebook上だけでなくプラットフォーム外で行った利用者のアクティビティがど...

「Noto」フォントが現存するほぼすべての文字言語に対応〈窓の杜(2023年2月16日)〉

 米Googleは1月31日(現地時間)、「Google Workspace」(ドキュメント、スプレッドシート、スライド)の「Noto」フォントが現存するほぼすべての文字言語に対応したと発表した。

「ChatGPT」の課題とオープンソースAIの必要性を訴える論考、Natureに掲載〈CNET Japan(2023年2月16日)〉

OpenAIのテキスト生成プログラム「ChatGPT」は科学研究に関して膨大な数の誤った情報を広める恐れをはらんでおり、内部機能を精査できるオープンソースの代替プログラムが必要だとの論評が、学術誌「Nature」に掲載された。

マイクロソフトの「Bing」はグーグル検索の脅威となるか–検索結果を比較〈CNET Japan(2023年2月16日)〉

自然な文章を生成すると話題の「ChatGPT」を開発したOpenAIと協力して、マイクロソフトは検索エンジン「Bing」にAI機能を組み込んだ。検索エンジン最大手のグーグルに真っ向から対峙する形だが、その狙いは十分に報われそうだ。Bingとグーグル検索を比較してみて、その感を強くした。

Google、アプリ情報の広告利用制限 新技術を試験提供〈日本経済新聞(2023年2月15日)〉

【シリコンバレー=奥平和行】米グーグルがインターネット広告の基盤となる技術の見直しを急いでいる。スマートフォンのアプリ利用情報への依存を減らしながら広告配信の効率を維持することを目指して開発した新技術の試験提供を14日に始めた。プライバシーに対する意識が高まるなか、消費者の保護と効率的な広告配信を両立させたい考えだ。同社の基本ソフト(OS)「アンドロイド」の最新版「13」の利用者の一部に、「プ

対話式AI「ChatGPT」の光と影 まるで人間?〈NHK(2023年2月15日)〉

話題のAI対話ソフトChatGPT。人間が書いたような自然な文章で回答してくれる便利さの陰で使い方によってはリスクも。

AIイラスト生成技術にまた衝撃 キャラのポーズが自由自在の「ControlNet」登場〈ITmedia NEWS(2023年2月15日)〉

AIでのイラスト生成時、キャラクターに自由なポーズを取らせることができる──そんな新技術が話題に。Twitterユーザーの間で「革新的な変化」と話題になっている。

イベント

SPARC Japan セミナー2022「電子ジャーナルの転換契約とAPC問題で変わるオープンアクセスの現状と課題」〈SPARC Japan(オンライン)/2月17日〉

SPARC Japanは,我が国の学協会等が発行する英文学術論文誌の電子ジャーナルを支援することを通じ,学術コミュニケーションの変革を目指します。

友利昴×沢辺均「その著作権、エセじゃないですか?」〈版元ドットコム(オンライン)/2月18日〉

海外マンガ交流部会 第15回公開研究会「『ビランジ』と日本のマンガ研究」「ベルギーBDとはなにか」「イスラエルのマンガ事情」〈日本マンガ学会(オンライン)/2月18日〉

ジャパンサーチAPIハッカソン「ミュージアム、図書館、地域で使えるサービスを作ろう!」〈ジャパンサーチ(オンライン)/2月19日〉

本の校閲オンライン講座「デジタル時代に生きる校正のこころ」講師:大西寿男〈毎日文化センター(オンライン)/2月21日〉

毎日文化センターオンライン講座 NHK【プロフェッショナル~仕事の流儀】出演!校正者 大西寿男さんが語る「校正のこころ」

&DC3「『DC3』で実現する、Web3時代のデジタルコンテンツ流通 ーデジタルコンテンツを唯一無二の “モノ“ に」〈日本電子出版協会(オンライン)/2月22日〉

商人としての編集者セミナー「ノンフィクション書籍企画の発想と設計」〈KADOKAWA(オンライン)/2月22日〉

株式会社KADOKAWA(本社: 東京都千代田区、 代表取締役社長:夏野剛)は、2023年2月22日(水・祝前日)に「商人としての編集者」と題した現役編集者2名がノンフィクション系書籍の企画発想方法について語るオンラインセミナーを開催します...

報告:阪本博志(帝京大学)「大宅壮一が遺したもの」〈日本出版学会 雑誌研究部会(オンライン)/2月24日〉

「大宅壮一が遺したもの」  報 告:阪本博志(帝京大学)   日 時:2023年2月24日(金) 19時00分~20時30分(予定) 場 所:オンライン開催(Zoom) 参加費:無料 定 員:100名 申込先:https://forms.g

令和4年度第25回日本学校図書館学会 学校図書館フォーラム「デジタル教材と書籍の未来 ―情報センターとしての学校図書館の在り方」〈日本学校図書館学会(オンライン)/2月25日〉

「クリエイター必見!海賊版ってなんだ?被害者だけでなく加害者になることだってあるってホント? 」〈ニコニコ生放送(オンライン)/2月26日〉

番組内容クリエイターの方であれば、自分の描いたイラストが、知らない人に勝手に使われたい...

国立国会図書館デジタルコレクションのリニューアル〈日本電子出版協会(オンライン)/2月28日〉

電流協オープンセミナー「電子出版での海外展開の具体的な可能性 ~有望な海外市場とデジタルコミック流通の実際~」〈電子出版制作・流通協議会(オンライン)/3月2日〉

海外電子出版流通の現状とその可能性について、現在既に海外展開をされている出版社や海外流通に取り組まれている流通事業者に具体例を含めて語っていただきます。

報告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)「雑誌出版とジェンダー:『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」〈日本出版学会 関西部会(オンライン)/3月4日〉

「雑誌出版とジェンダー  :『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」  報 告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)   日 時:2023年3月4日(土)14時30分~16時00分(開場:14時15分) 場 所:オンライン開催(

10代のマンガと読書フォーラム 座談会「ヒットマンガの裏側と読書」〈JPIC 一般財団法人 出版文化産業振興財団/3月4日〉

集英社少年ジャンプ+編集部林士平さん、講談社週刊少年マガジン原一仁さん、進行のサンキュータツオさんに...

海外マンガ交流部会 特別講演会「フランス語圏コミックス研究」〈日本マンガ学会・専修大学現代文化研究会共催/3月5日〉

海外マンガ交流部会 特別講演会「フランス語圏コミックス研究」 - 日本マンガ学会

読書のバリアフリーを進める 「アクセシブルライブラリの開発経緯および現状と課題」「出版・図書館における「読書バリアフリー法」対応の現状と課題(その2)」「ABSCの設立に向けて」〈日本出版学会 出版アクセシビリティ研究部会(オンライン)/3月8日〉

本屋サミット2023 in 大阪府立中之島図書館〈大阪府立中之島図書館/3月11日〉

近年、活字離れが叫ばれて久しい中、それでも私たちは毎日の生活の中で「本」を手放せないでいます。電子書籍やネット通販は便利で魅力的ではありますが、やはり実店舗で手に取って本を選びたい。そんな方も多いのではないでしょうか。私たちと「本」をつないでくれている本屋さん。その現状と未来について考えるため、モデレーターに梅田 蔦屋書店の北田博充氏をお迎えし、本屋の“リアル”をトークセッション形式で掘り下げてい...

第190回月例会「公益財団法人 大宅壮一文庫:雑誌図書館としての活動と雑誌記事索引の作成から検索まで」〈三田図書館・情報学会(オンライン)/3月11日〉

令和4年度 ビジネス講座「本屋サミット2023 in 中之島図書館」〈大阪府立中之島図書館/3月11日〉

「デジタルアーカイブ憲章 みんなで創る総括シンポジウム」〈デジタルアーカイブ学会(御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター)/3月14日〉

「デジタルアーカイブ憲章 みんなで創る総括シンポジウム」 ■主催 デジタルアーカイブ学会 ■開催日時 2023 年 3 月 14 日 (火) 19 :00~21:00 ■場所 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター ル … 続きを読む

第18回レファレンス協同データベース事業フォーラム「レファ協で出会う専門図書館―そのディープな魅力に迫る―」〈国立国会図書館(オンライン)/3月22日〉

2023年4月月例研究会「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて」〈日本図書館研究会情報組織化研究グループ(オンライン)/4月15日〉

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