日刊出版ニュースまとめ 2023.02.05

日刊出版ニュースまとめ

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 伝統的な取次&書店流通の商業出版から、インターネットを活用したデジタルパブリッシングまで、広い意味での出版に関連するニュースをデイリーでまとめています。

【目次】

国内

集英社はなぜ日本漫画の帝王なのか?先駆者たちが語るWebtoon業界の課題〈KAI-YOU.net(2023年2月4日)〉

10月21日から23日にかけて開催された、漫画・アニメ業界のカンファレンス「IMART2022」(「国際マンガ・アニメ祭 Reiwa Toshima」)。セッションには、アニメや漫画の制作を行う企業の代表などが登壇。急速に変化する業界で何が起きているのか知見を共有した。例えば...

良作なのに「貸出0回の本」 脚光を浴びせたい司書は仕掛けを考えた〈朝日新聞デジタル(2023年2月4日)〉

 なぜ、この本は借りられないのだろうか。思わず首をかしげてしまうような「貸出(かしだし)0回の本」を展示する企画が3日、山形県上山市立図書館で始まった。そこには司書らの熱い思いが込められている。 蔵書…

「メディア芸術」の25年とは何だったのか。「文化庁メディア芸術祭25周年企画展」が天王洲で開幕〈美術手帖(2023年2月4日)〉

2022年度を最後に、25年の歴史に幕を下ろした「文化庁メディア芸術祭」。その歴史を受賞作品の紹介や展示で振り返る展覧会「文化庁メディア芸術祭25周年企画展」が、天王洲の寺田倉庫…

「dマガジン」未契約のdアカウントでも、毎週3分無料で雑誌が読める「3分サク読みチケット」〈ケータイ Watch(2023年2月4日)〉

 NTTドコモは、dアカウントを持っていて「dマガジン」を契約してないユーザーを対象に「dマガジン」で配信している一部の雑誌を3分間無料で読める「3分サク読みチケット」を提供開始した。

文芸春秋や光文社の漫画進出〈日本経済新聞(2023年2月4日)〉※有料会員限定

文芸などに定評のある有力出版社の漫画参入が相次いでいる。文芸春秋や光文社がこの2~3年で、オリジナル作品のネット配信や既刊小説の漫画化に乗り出した。出版低迷の中で成長する電子コミック市場をねらう。光文社は2021年、3つの漫画サイトを開設し、新規レーベルも立ち上げた。主に若い男性を読者とする「COMIC熱帯」などがあるが、好調なのは男性同士の恋愛を描くボーイズラブ(BL)作品に絞った「comi

「LINEマンガ インディーズ」の「報奨金給付プログラム」がすごい プロジェクトリーダーが語るクリエイター支援制度への思い|Real Sound〈リアルサウンド ブック(2023年2月4日)〉※記事広告

 人気の電子コミックサービス「LINEマンガ」は、マンガ業界の未来を創るクリエイターが持続的に収益を得られる新しいサポートの仕組み「LINEマンガ インディーズ 報奨金給付プログラム(βテスト)」を開始している。しかも、この2月・3月は、参加するだけで5,000〜10,000円分のギフトカード…

【寄稿】「私のタカラモノ」 メディアドゥ 取締役副社長COO 新名新氏 電子と紙の出版の幸福な共存を信じて〈文化通信デジタル(2023年2月3日)〉

 古くからモノを蒐集する趣味のある人はいて、コレクター、趣味人、好事家、通(つう)など、彼・彼女らを表す言葉は数多くある。そんなさまざまな人々が集める品々を『私のタカラモノ』と題して紹介している。今回…続き

何度も揺らいだ「図書館の自由」 そのたび補強された「知る自由」 ※有料会員限定〈朝日新聞デジタル(2023年2月3日)〉

 文部科学省は昨年、全国の学校や公立の図書館に、拉致問題に関する本を充実するよう依頼文書を出しました。図書館学が専門の福井佑介・京都大学准教授は、歴史をひもとくと、こうした介入や圧力によって揺るがされ…

イベント

文化審議会著作権分科会(第66回)〈文化庁(オンライン)/2月7日〉

第22期第3回文化審議会著作権分科会として、文化審議会著作権分科会(第66回)を下記のとおり開催いたしますので、お知らせします。

オンラインモール利用事業者向けオンラインセミナー「透明化法の運用状況と出店者が気をつけたい法律知識(商標権)について」〈経済産業省(オンライン)/2月10日〉

デジタルプラットフォームを利用する事業者の相談に応じ、解決に向けた支援を行うための相談窓口です。

ジャパンサーチAPIハッカソン「ミュージアム、図書館、地域で使えるサービスを作ろう!」〈ジャパンサーチ(オンライン)/2月11日・19日〉

SPARC Japan セミナー2022「電子ジャーナルの転換契約とAPC問題で変わるオープンアクセスの現状と課題」〈SPARC Japan(オンライン)/2月17日〉

SPARC Japanは,我が国の学協会等が発行する英文学術論文誌の電子ジャーナルを支援することを通じ,学術コミュニケーションの変革を目指します。

友利昴×沢辺均「その著作権、エセじゃないですか?」〈版元ドットコム(オンライン)/2月18日〉

海外マンガ交流部会 第15回公開研究会「『ビランジ』と日本のマンガ研究」「ベルギーBDとはなにか」「イスラエルのマンガ事情」〈日本マンガ学会(オンライン)/2月18日〉

本の校閲オンライン講座「デジタル時代に生きる校正のこころ」講師:大西寿男〈毎日文化センター(オンライン)/2月21日〉

毎日文化センターオンライン講座 NHK【プロフェッショナル~仕事の流儀】出演!校正者 大西寿男さんが語る「校正のこころ」

報告:阪本博志(帝京大学)「大宅壮一が遺したもの」〈日本出版学会 雑誌研究部会(オンライン)/2月24日〉

「大宅壮一が遺したもの」  報 告:阪本博志(帝京大学)   日 時:2023年2月24日(金) 19時00分~20時30分(予定) 場 所:オンライン開催(Zoom) 参加費:無料 定 員:100名 申込先:https://forms.g

国立国会図書館デジタルコレクションのリニューアル〈日本電子出版協会(オンライン)/2月28日〉

報告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)「雑誌出版とジェンダー:『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」〈日本出版学会 関西部会(オンライン)/3月4日〉

「雑誌出版とジェンダー  :『婦人文藝』主宰者としての神近市子を中心に」  報 告:石田あゆう(会員・桃山学院大学社会学部教授)   日 時:2023年3月4日(土)14時30分~16時00分(開場:14時15分) 場 所:オンライン開催(

10代のマンガと読書フォーラム 座談会「ヒットマンガの裏側と読書」〈JPIC 一般財団法人 出版文化産業振興財団/3月4日〉

集英社少年ジャンプ+編集部林士平さん、講談社週刊少年マガジン原一仁さん、進行のサンキュータツオさんに...

海外マンガ交流部会 特別講演会「フランス語圏コミックス研究」〈日本マンガ学会・専修大学現代文化研究会共催/3月5日〉

海外マンガ交流部会 特別講演会「フランス語圏コミックス研究」 - 日本マンガ学会

読書のバリアフリーを進める 「アクセシブルライブラリの開発経緯および現状と課題」「出版・図書館における「読書バリアフリー法」対応の現状と課題(その2)」「ABSCの設立に向けて」〈日本出版学会 出版アクセシビリティ研究部会(オンライン)/3月8日〉

「読書のバリアフリーを進める」  2019年6月の「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」(読書バリアフリー法)の施行から約4年、2020年7月の国の「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画」(読書バリアフリー基本

本屋サミット2023 in 大阪府立中之島図書館〈大阪府立中之島図書館/3月11日〉

近年、活字離れが叫ばれて久しい中、それでも私たちは毎日の生活の中で「本」を手放せないでいます。電子書籍やネット通販は便利で魅力的ではありますが、やはり実店舗で手に取って本を選びたい。そんな方も多いのではないでしょうか。私たちと「本」をつないでくれている本屋さん。その現状と未来について考えるため、モデレーターに梅田 蔦屋書店の北田博充氏をお迎えし、本屋の“リアル”をトークセッション形式で掘り下げてい...

第18回レファレンス協同データベース事業フォーラム「レファ協で出会う専門図書館―そのディープな魅力に迫る―」〈国立国会図書館(オンライン)/3月22日〉

2023年4月月例研究会「これからの学術情報システムのメタデータ収集・作成方針 : 「流通」を前提としたメタデータの整備に向けて」〈日本図書館研究会情報組織化研究グループ(オンライン)/4月15日〉

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出版ニュースまとめ&コラム2016[増補改訂版]デジタル化の荒波を乗り越える道しるべに。編集長・鷹野凌が毎週配信しているニュースまとめ&コラムの2016年分を1冊にまとめました。2023年1月20日、紙版と電子版を同時発売。直営ショップで購入いつもの書店で購入【紙版】 BCCKS / Amazon [書店様向け] BookSeller【電子版】 BCCKSFeatures特徴 年始の予想と検証雑誌のウェブ化が進む新書や文庫がデジタルファー...

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