英ブッカー賞国際部門に小川洋子『密やかな結晶』がノミネート

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 今年からスポンサーが代わったブッカー賞の、翻訳作品賞のロングリスト(初回ノミネート)に、小川洋子の「The Memori Police(『密やかな結晶』)」も入っている。

 5月に受賞作品が発表されるブッカー賞国際部門には、13作の翻訳書が選ばれた。言語別ではスペイン語からの翻訳が4タイトル、ドイツ語とフランス語がそれぞれ2タイトル、アジアからは日本語の1作品だけとなっている。小川洋子の『密やかな結晶』の翻訳者はスティーブン・スナイダーで、彼は他にも湊かなえや永井荷風の作品を手がけている。

 出版社別では13作中、インディペンデントと呼ばれる中小の独立系出版社の作品が9タイトルを占め、英語圏における翻訳文学紹介を担っているのが伺える。

 ノミネート作品は4月20日までに絞られ、5月20日に最優秀作品が発表される。

参考リンク

国際ブッカー賞のウェブサイト
https://thebookerprizes.com/international-booker/2020
ガーディアン紙の記事
https://www.theguardian.com/books/2020/feb/27/small-presses-loom-large-on-international-booker-prize-longlist

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著者について

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About 大原ケイ 271 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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