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今年からスポンサーが代わったブッカー賞の、翻訳作品賞のロングリスト(初回ノミネート)に、小川洋子の「The Memori Police(『密やかな結晶』)」も入っている。
5月に受賞作品が発表されるブッカー賞国際部門には、13作の翻訳書が選ばれた。言語別ではスペイン語からの翻訳が4タイトル、ドイツ語とフランス語がそれぞれ2タイトル、アジアからは日本語の1作品だけとなっている。小川洋子の『密やかな結晶』の翻訳者はスティーブン・スナイダーで、彼は他にも湊かなえや永井荷風の作品を手がけている。
出版社別では13作中、インディペンデントと呼ばれる中小の独立系出版社の作品が9タイトルを占め、英語圏における翻訳文学紹介を担っているのが伺える。
ノミネート作品は4月20日までに絞られ、5月20日に最優秀作品が発表される。
参考リンク
国際ブッカー賞のウェブサイト
https://thebookerprizes.com/international-booker/2020
ガーディアン紙の記事