《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》
【編集部記事】米ニューヨーク連邦地裁は現地時間の9月15日、世界の出版界をここ数年騒がしてきたGoogle Book Search和解問題に関し、今年3月22日に下したDenny Chin判事の判断について、和解当事者たちから3度目となる状況ヒアリングを行なった。しかし、修正案が期限までに提出されなかったため、和解案は実質解消、来年春にもともとの著作権裁判を再開することが決定された。
Google Book Search和解問題とは、Google社(本社:米国カリフォルニア州)の書籍全文検索サービス「Google Book Search」について、Google社/米作家団体Authors Guild/米出版社協会AAPの三者による和解締結のこと。その合法性を巡り、ここ数年世界中の出版界で大きな騒ぎになっていたが、今年3月にようやくChin判事が三者による和解案は合法ではないとの判断を下していた。
現地報道によると、Google側は依然としてオプト・イン方式への和解案修正を拒否しており、再びGoogle社vs.Authors Guild/AAPの法廷での戦いになる模様(ただし、来年春までに三者が再び和解する可能性もある)。【hon.jp】
問合せ先:米Publishers Weeklyサイトの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/copyright/article/48709-judge-adopts-pre-trial-schedule-at-google-status-conference-but-settlement-talks-continue.html )