Google Book Search和解問題、Google側がオプト・イン方式への変更を拒否、「裁判再開シナリオ」が濃厚に

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【編集部記事】米ニューヨーク連邦地裁は現地時間の7月19日、世界の出版界をここ数年騒がしてきたGoogle Book Search和解問題に関し、今年3月22日に下したDenny Chin判事の判断について、和解当事者たちから2度目となる状況ヒアリングを行なった。しかし、修正案が期限までに提出されなかったため、9月15日にヒアリングを“再々延期”することになった。

 Google Book Search和解問題とは、Google社(本社:米国カリフォルニア州)の書籍全文検索サービス「Google Book Search」について、Google社/米作家団体Authors Guild/米出版社協会AAPの三者による和解締結のこと。その合法性を巡り、ここ数年世界中の出版界で大きな騒ぎになっていたが、今年3月にようやくChin判事が3者による和解案は合法ではないとの判断を下していた。

 現地報道によると、Google側は依然としてオプト・イン方式への和解案修正を拒否しており、三者和解そのものが解消される可能性が高くなったとのこと。Chin判事も、2008年から一時中断されていた本来のGoogle Book Search裁判審理を再開させるシナリオを、模索し始めた模様。【hon.jp】

問合せ先:現地メディアの報道( http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=138509947

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