国際ブッカー賞、初の中東女性作家が受賞

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 2019年の国際マン・ブッカー賞はオマーン出身のジョハ・アルハーシと翻訳者のマリリン・ブースが受賞した。

 世界中の言語から英語に翻訳された作品に贈られる国際ブッカー賞の受賞作「Celestial Bodies」は、著者がアラブ諸国からの作家としては初めてで、翻訳者と賞金5万ポンドを折半する。版元はスコットランドの小出版社、サンドストーン出版で、受賞のニュースを受けたとたん、同社としては前代未聞の数を増刷した、とロバート・デイビッドソン編集主幹はコメントした。

 「Celestial Bodies」は時代の波に翻弄されるオマーンの3人姉妹の成長譚で、植民地時代から後を引く問題や、最近まであった奴隷の問題にも取り組んだ意欲作。アルハーシ氏は「この本が対話のきっかけになることを望んでいます」とコメントした。

 マン・グループが同賞のスポンサーとなるのはこれが最後で、来年からはシリコンバレーのチャリティー団体 Crankstart のマイケル・モリッツ夫妻がスポンサーとなる予定。

参考リンク

マン・ブッカーのサイト
https://themanbookerprize.com/international
英Booksellerの記事
https://www.thebookseller.com/news/alharthi-and-booth-win-man-booker-international-prize-1009291
英ガーディアン紙の記事
https://www.theguardian.com/books/2019/may/21/man-booker-international-prize-jokha-alharthi-wins-celestial-bodies-oman

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About 大原ケイ 209 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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