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助かる命に限りがあるなら、将来ある者を優先せよ。
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書誌情報や表紙は本稿執筆時点のものであり、刊行時には変更されている可能性がありますのであらかじめご了承ください。
サリエルの命題
楡周平/講談社
内容紹介
離島の住民が全員死亡、そして本州にも感染者が。
頼みの治療薬の備蓄が尽きた時……
助かる命に限りがあるなら、将来ある者を優先せよ。
日本海に浮かぶ孤島で強毒性の新型インフルエンザが発生、瞬く間に冬眠全員が死亡した。それはアメリカの極秘の研究データが流出して人工的に作られたという疑いが。テロの可能性が囁かれるなか、本州でさらに変異したウイルスの罹患者が現れる。ワクチンもなく、副作用が懸念される治療薬が政府の判断で緊急製造されるが、感染が拡大しても全国民には到底行き渡らない……。
刻々と自体が変化していく現場では封じ込めのための努力が続けられる一方で、治療薬配布の優先順位をめぐる国を挙げての議論は白熱していく――。
少子化は正しい。問題は長寿だ。
出版社からの備考・コメント
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。
※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
おすすめコメント
インフルエンザという身近でいて変異や流行のメカニズムが解明されていないウイルスの恐ろしさをリアルに実感させてくれます。特に感染力や致死率が未知数の新型インフルエンザにどう対処していくかという真剣な議論は、この国の将来を見据えて重要な示唆を与えてくれると思います。
――担当編集者より
出版情報
発行形態:ハードカバー
ISBN:9784065156056
税抜価格:¥1,850 (JPY)
ジャンル:文芸小説 , ミステリー/サスペンス
刊行日:2019/06/18
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