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昨年10月20日に書籍が出版され52万部の売り上げを記録し、6月には映画化もされる話題のストーリー『電車男』。その主人公“電車男”本人が22日発売の『小説新潮』(新潮社)3月号に登場し、恋人“エルメス”とのその後を赤裸々に告白するという。
『電車男』とは、インターネット掲示板「2チャンネル」へ実際の書き込みから生まれたラブストーリー。モテない男の“電車男”が“エルメス”と結ばれるまで感動の物語だ。
小説新潮で、電車男は直木賞作家の重松清氏とのチャット対談というかたちで登場。これを「小説新潮」で誌面化した。
エルメスとの交際は順調のようで、昨年のクリスマスイブの話題になると、「彼女の家、食事、某デートスポットなどなど。ついでに泊りました」と、“エルメスとのお泊りデート”も明らかにした。
すでにエルメスの両親にも紹介されている電車男。重松氏が結婚についての質問をすると、「今の関係の延長上に結婚があることは確かです」と、“ゴールイン”へは着々と向っているようだ。
「インターネット掲示板の書籍化」という出版業界の新しいビジネスモデルに火をつけた「電車男ブーム」は、ネットコンテンツとの親和性が高い電子書籍業界でも注目されている。今回の『小説新潮』における「本人」の登場は、匿名の著者をメディアに登場させるケースのひとつの試みともいえるだろう。
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