米国でもケータイ読書? Vocel社に出版大手のRandom House社が出資

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 携帯電話で電子書籍などのテキスト系コンテンツ配信サービスを展開するVocel社(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間17日、独Bertelsmannグループの出版大手Random House社(本社:米国ニューヨーク州)と提携し、後者の外国語教材とビデオゲーム記事の配信に着手する模様。

 今回の提携では、Random House側がVocel社に出資を行ない、それに伴って役員も2名派遣する。Random House系のコンテンツがVocel側から実際に配信開始される今年夏からの予定となっており、ユーザーは携帯電話画面上で外国語単語の発音をチェックしたり、最新テレビゲームソフトの裏ワザ情報などとなるとのこと。

 運転での移動が一般的な米国では、携帯電話を使ったメール交換やコンテンツ配信は日本やアジア各国ほど普及していないが、それでもここ数年間、第三世代の携帯電話普及を睨んでいくつかのベンチャーが登場。Vocel社も、元Siemens社の社員だったCarl Washburn氏が自宅で起こした会社で、すでにVerizon系の携帯電話に高校生向けのSAT(日本でいうセンター試験のような大学入試統一試験)の模試コンテンツなどを配信している。

Vocel社のプレスリリースページ(英文)

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