アマゾンが全米のポップアップ店を閉鎖、書店は引き続きオープン

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 アマゾンがここ数年間で米国内に87店舗オープンした小規模のポップアップ小売店を、すべて閉めることにしたとウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。

 キオスクとも呼ばれるこのポップアップ店は、いずれも床面積数十平方メートルの規模で、アマゾン製のスマートスピーカー、タブレット、キンドル用Eリーダーなどで、ショッピングモールや量販店のコールズ、あるいはアマゾン参加のホールフーズ・スーパーマーケット内で営業していた。

 一方で、アマゾン書店や、アマゾンのオンライン店に人気のある商品を売る「四つ星店」と呼ばれる店舗は引き続き増やしていくという。

 ポップアップ店は2014年から、アマゾンがリアル店で様々な実験をするためと、エコーやアレクサ用デバイスといったアマゾン商品を実際に試してもらうデモ店として機能してきた。最近オープンしたばかりのロケーションも含め、全店を4月29日までに閉じる。

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ウォール・ストリート・ジャーナルの記事

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著者について

About 大原ケイ 289 Articles
NPO法人HON.jpファウンダー。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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