Amazon/Wylie/Random House電子書籍騒動、米作家団体The Authors GuildがWylie側を支持

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【編集部記事】米国の著者団体の1つであるThe Authors Guild(本部:米国ニューヨーク州)は現地時間の7月26日、先週から米・英の出版業界で巻き起こっているAmazon/Wylie/Random House騒動について、Wylie側を支持する声明を発表した。

 この騒動は、有名作家エージェントのAndrew Wylie氏が先週、クライアントたちへのより高い電子書籍印税率を求めてAmazon社に電子化を許可した結果、大手出版社Random House社が出版契約違反であると主張し、訴訟のかまえを見せているという件。本件について、The Authors Guildは声明文で「出版社側は自業自得」「Wylie氏は出版社になろうとしているのではなく、単にエージェントとして仕事をしているだけ」と支持。その一方で、Amazon社については「契約内容によっては、さらなる独占に寄与することになるかもしれない」と距離を置いた。

 声明文は、結論として「出版社側が早急に電子書籍印税率の引き上げ要求に応えること」が最善策であるとして締めくくっている。【hon.jp】n

問合せ先:The Authors Guildの声明文( http://www.authorsguild.org/advocacy/articles/wylie-amazon-and-random-house-battle.html

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