近藤麻理恵の片づけ法が米ネットフリックスでTV番組化

《この記事を読むのに必要な時間は約 2 分です》

 著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界40カ国以上で1100万部売れた近藤麻理恵が米ネットフリックスで「Tidying Up With Marie Kondo(近藤麻理恵とお片づけ)」というシリーズになり、順調に撮影が進んでいるとカルチャーオンライン雑誌 Vulture が伝えている。

 英語のタイトルは『The Life-Changing Magic of Tidying Up』で、「ときめく」を spark joy というフレーズにして爆発的に売れた。そのメソッドは、(1)手にとって気持ちがときめかないものは、その役割を終えたと感謝を込めて捨てる、(2)すべてのものの場所を決めるといったシンプルなもの。

 ストリーミングで提供される番組では、広い家からデトロイトの2LDKに引っ越してきた家族や、クリスマスツリーのデコレーションが多すぎる日系アメリカ人の家族まで、近藤が様々な家庭を訪れ、片づけを手伝うという内容だが、通訳を通して捨てるか捨てないかをアドバイスする様子が撮影されている。

 『片づけ』本が最初にアメリカで刊行された2014年は、特に女性の間で、クレンジングダイエットだの、マインドフル瞑想だの、ソウルサイクル自転車エクササイズだの、「人生が変わる」と謳ったブームが相次いだが、KonMari の片付けマジックは一過性の流行りではなかったということだろう。出演する家族は特に彼女のファンだったというわけでもなく、最初は通訳を介して「ものに感謝する」という日本的な発想に戸惑いながらも、写真や本を処分できるようになっていく。

参考リンク

Vultureの記事
https://www.vulture.com/2018/12/marie-kondo-tidying-up-netflix-series-set-visit.html

HON.jp News Blogは、みなさまからの寄付金協賛金会費などによって運営されています。

スポンサードリンク

About 大原ケイ 135 Articles
NPO法人日本独立作家同盟 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

関連記事

米アマゾンが自閉症のニセ科学本を削除  アマゾンが第三業者による「マーケットプレイス」から、自閉症治癒として非科学的な療法を掲げた本を削除したと、NBCなどの米マスコミが伝えている。  二酸化塩素の効果で191人の子どもが治ったなどとする「Healing the Symptoms Known as Autism(自閉症の症状を治す...
米セルフパブリッシング人材紹介のReedsyがディスカバラビリティサービスを開始  少しでも多くの読者の目に留まるよう、セルフパブリッシングの著者が自腹を切ってフェイスブックやアマゾンで広告を買う中、このコミュニティーに編集者やデザイナーなどの人材リソースを紹介してきたReedsy(リージー)は、「Reedsy Discovery」という販促サービスを開始した。[編注:ディスカバ...
オープンアクセスに応じないエルゼビアをカリフォルニア大学がボイコット  学術論文へのオープンアクセスが求められる風潮の中、公共資金による研究成果へのオープンアクセスを目指す米カリフォルニア大学は、論文などの学術資料へのアクセスに高額な料金を課す大手出版社エルゼビアの購読を中止したと発表した。8ヶ月にもわたる契約更新交渉を重ねてきたが合意に至らず、今回の決裂となった。...
米PEN協会賞、気骨ある新人の短編集に注目  新人の短編集といえば、アメリカでは売り出しにくいジャンルとされているが、今年のPEN協会はブッカー賞や全米図書賞を受賞しているベテラン作家、ジョージ・ソーンダースが絶賛する2人の新人作家による短編集が選ばれる結果となった。  フィクション部門では、ガーナ系アメリカ人の新人作家、ナナ・クワメ・...
読者からの購読料を増やすためにメディアができることは?  トリビューン出版、ガーディアン紙、そしてニュースウェブサイトであるスレート(Slate)をケーススタディとした2団体の報告書について、ハーバード大学のニーマン・ジャーナリズム・ラボがまとめている。  デジタル広告費のうち、グーグルが37%、フェースブックが22%、そして成長中のアマゾンが8....