台湾DIGITIMES、今年の電子書籍端末の出荷台数を前年比242%の930万台と予測

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【編集部記事】アジア全域をカバーする電子部品・IT業界新聞「DIGITIMES」(本社:台湾台北市)のリサーチアナリストMing-Chi Kuo氏のレポートによると、今年の全世界における電子書籍出荷台数は前年比242%の約930万台となる模様。

 このレポートは昨年12月末に現地セミナーで発表されたもので、部品メーカーなどの対する取材をもとに直近の電子書籍端末市場の状況を詳細に報告。それによると、2009年の専用端末の出荷台数は382万台で、米Amazon.comのKindleシリーズが63.4%のブランドシェアを獲得。今年は、新規参入組の影響でKindleシリーズのシェアも43.3%に低下し、さらに150ドル台という新しい価格セグメント帯の製品が登場し始めるとのこと。そして3年後の2013年には年間出荷台数が2,801万台になり、平均価格帯についても100ドル(現在は200ドル後半)を割り込むものとしている。

 Ming-Chi Kuo氏の分析によると、今年も引き続き米国市場が最激戦区となるが、アジア市場においては、世界最大の携帯電話キャリアChina Mobile社による本格参入が台風の目になるだろうとのこと。【hon.jp】n

問合せ先:Digitimes.comの当該レポート( 会員専用、http://www.digitimes.com.tw/tw/rpt/rpt_show.asp?rpttype=P&cnlid=3&v=20100107-010&seq=

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