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【編集部記事】米国のIT系ニュースサイト「The Verge」によると、Google社(本社:米国カリフォルニア州)のエンジニアが、一般的なPC用スキャナー部品や家庭用掃除機を組み合わせて自作した書籍スキャナー「Linear Book Scanner」を公開し、特許もオープンソース化したとのこと。
このLinear Book Scannerは、書籍を半開きで鉄板レール上にスライドさせつつ、掃除機の吸引で1ページずつめくり、見開きスキャンしていくという制作費1,500ドル程度(約11万円)の単純ロボット。ビデオを見ると一見複雑な装置にみえるが、実際の構造はきわめて単純で、最大のキーポイントは吸引口に付けられた“ページめくり刀”部品にある。1,000ページの書籍を90分で全スキャンできたとのこと。
Google社では特許もオープンソース化し、誰でも類似装置を制作・販売できるようにしている。“非破壊”型の方法を模索している自炊マニアや電子工作マニアには、挑戦に値するとても面白いプロジェクトだろう。【hon.jp】
問合せ先:The Vergeの記事( http://www.theverge.com/2012/11/13/3639016/google-books-scanner-vacuum-diy )